小説の書き方を教えろという質問をいただきました。具体的な質問は下記の赤字です。回答してみました。
*どんなときにたくさん書けるのか
大量に書いていた時期を思い出してみると、頭の中には結末までの詳細な映画一本分の物語がありました。途中の場面も細かく決まっていました。実際書いてみると思っていたことと違うものになっていくのですが、それはそれでその後の展開が思い浮かんでいました。結末の変化はありません。結末への道筋が変わるのみでした。
頭の中にどういう形で物語があるのかというと映像です。
*どんなときに書けなくなるのか
アイディアがなくなると書けません。
*たくさん書けなくなったときはどうしているのか
キーボードに向かって無理やり書いていました。そうすればいずれ書けるようになるという話をどこかで見聞きしたからです。書けない間は、本筋とまったく関係のない無駄な会話をだらだら書いています。
*少ししか書けないけど本当はもっとたくさん書きたい人へのアドバイス
とりあえず無理してでも何か書くしかないのではありませんかね。私の場合は上記のとおりどうでもいい会話文を書いています。1ヶ月書かなかったとき再び書こうとするとまったく指が動かなかったので、やはり毎日500字でもいいから何かを書くべきです。
アイディアがないのでそのアイディアを思いつこうとして考える、プロットを作ろうとするというのは、私からすれば逃げでしかないと思うわけです。とにかく本文を書くことです。
とはいえ、頭の中にあるものをちゃんとプロットとして書き出してみると、本文がサクサク進んだというのも2021年5月ごろに起きたことでもあります。頭の中にあるものをプロットにする暇があったらさっさと本文を書いてしまえば良かったのかもしれないとも思えますが、なんとも言えません。
*余談・マーウェン現象
マーウェン現象のマーウェンとは映画「マーウェン」のことです。軍役で虐待されてPTSDを患ったマークさんがリハビリのためにフィギュアの撮影を始めて、空想の世界「マーウェン」を作り上げました。マークさんのキャラがその世界でナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げているというものです。
その映画を見たとき、俺と同じやないかと思ったわけです。私の場合PTSD患ってないし虐待暴行などは受けていませんが。
映画など映像作品を見ているとき画面の中に私の作品のキャラが出てきてワチャワチャ動いています。たとえば原田監督の映画「関ケ原」では石田三成を勝たせるために小生のキャラが暗躍して上方を助けます。それらが画面の中に出てきます。映画に集中できなくて困っています。映画が面白ければそのようなことは減りますが。
*余談・マーウェン現象 その2
銀河が頭の中で回っています。それがどういう状況なのかという質問をいただきました。
たとえば車を運転中、助手席に小生のキャラが座っているから会話をしています。自宅でもキャラがベッドに座ってこちらに話しかけてきたり、キャラの車が道路を走っていたり、その他いろいろなことを私の見ている風景の中で繰り広げられています。空には宇宙戦艦や宇宙空母艦載機が飛んでいます。
この現象がいつ始まったのかというと、作品(通称:銀河)を書き始める半年前でしょうか。始まった現象を作品(通称:銀河)にしてみた、といったところです。ただし、そのあたりの記憶はあいまいなので推測です。
銀河を書く前に書いていた鋼雷も脳内だけでなく日常で見ている視界に広がっていました。それを鋼雷という作品として書いてみたわけです。