監督、脚本:ピーター・バーグ
原作:マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン
音楽:エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ
スティーブ・ジャブロンスキー
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2005年6月、アフガンに展開する米軍はタリバン指導者殺害を目的としたレッド・ウイング作戦を開始した。そのためにマーカス・ラトレルらネイビーシールズの4名が先行した。しかし、意図しない状況に追い込まれる。
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4名の中でラトレルだけが生還したという実話を映画化したものです。ネイビーシールズ最大の惨事らしいです。
強烈な映像が続きます。目を伏せる場面もありました。きつい映画でした。
4人がじわじわというよりも一気に追い込まれていきます。シールズといえば特殊部隊でプロ中のプロというイメージです。そのシールズが圧倒的物量の前に冷静さを失っていきました。
最初は、数名の敵を数発で確実に倒していきます。ただ、それが長続きしませんでした。すぐに4名が敵と同じように乱射しはじめてしまいます。プロが冷静さを失った瞬間でした。
冒頭ではシールズの壮絶な訓練風景が流れます。こんなにすごい訓練を受けた人間離れした奴らが出てきますよ〜ということですね。
ところが、ボロボロになっていって生還できそうにないとなると、シールズも精神的にやられてしまうのでした。
そんな状況で流れる音楽が切迫した感じではないから、なんというか、わけわかんない感じでした。
良い状況なんかまったくありません。助けに来た大型ヘリには護衛がついていないし、このあとこいつらもたいへんなことになるんだろうなと思いきや大型ヘリが想像以上にたいへんなことになってしまいました。
それにしても、こいつらアメリカ人はアフガンの人たちに英語が通じるわけないのに英語をぶつけまくるのです。相手に英語が通じなくても英語でしゃべりまくるアメリカ人、傍若無人ですな。英語で話しかけて意図が通じなくて相手が思い通りにならないのに「は〜やれやれ、頼むぜ、マジで」という態度を取るのがやってられません。
というわけで、マーク・ウォールバーグが主演をする映画に間違いはないのでした。