今年が終わろうとしています。
2012年は映画の目標を「映画館で100本観る」としていました。結果的に103本となり達成していました。それに対して2013年は「映画館と自宅の場所を問わずに300本観る」としていました。ただし、目標が大きいので達成できなかったら恥ずかしいから目標をいっさい公開していませんでした。
それで11月21日に300本目を観て達成しました。
このブログで映画の感想を書いていますが、今年観たものはすべてブログ記事にしています。2013年正月にさっそく3本観て、そこからブログ上で番号を付けていました。そのことに気づいていた読者なんて、どうせ、いないんでしょうけどね。そりゃあ番号を付けていたことも内緒にしていましたから。ただ、一人だけ気づいていたっぽい方はいらっしゃいます、たぶん。
番号を付けたのはあくまで何本観たのかを把握するためでした。
今年最初に観た映画は007シリーズ第2弾の「ロシアより愛をこめて」です。そして、300本目が「パピヨン」でした。どちらも自宅での鑑賞です。
達成したにもかかわらず、なんか、あまり嬉しくないというのが正直な気持ちです。
12月15日に放送されたTHE MANZAIで「映画300本観るとかただの暇人やん」というネタがあってけっこうショックでした。
それよりも、映画鑑賞を自分の趣味とは言えなくなっていることに気づいたのが喜ぶことのできない最大の理由です。
趣味は何ですかと質問されたとして「映画鑑賞です」とは言えないです。映画を観ているときの自身がどうなのかを考えることがありました。それで、好きで映画を観ていないことに気づいたのです。なんかもう、映画鑑賞が義務になってしまっているのです。
大きな数を目標にしたから強迫観念で映画を観ている感じがします。目標を達成したあとの鑑賞本数が激減していることがその証拠です。映画を観ることを楽しんでいません。
この状況はなんとかしなければいけないと思いますが、なんとかしたところで何がどうなるのか、観るのをやめたらいいだけじゃないか、といろいろあります。
観るのをやめるという選択肢はありません。既に、2014年上映予定の映画を調べていますし。
そういえば、2013年2月9日から「今週の賽の目クソ映画」という企画をやっていました。このときはけっこう楽しんでいたなあ、と思い出します。
2014年は目標を設定するのをやめておきましょう。
さて、ブログの映画感想の書き方が少しずつ変わっています。改めてそれを読み返していくと顔真っ赤になります。お恥ずかしい。
いや、最も恥ずべきは、感想の内容が進化していかないことです。本当は映画評論をやりたいけど感想に留まっているということを恥ずべきです。映画作品をもっと調べて、いろいろ知ることが必要で、それをやって、映画の見方を変えたら良くなるのだろうなあと思います。難しいことです。ただ、目指すべき映画評論をブログでできている方がいるので、やるかやらないかの違いなのでしょう。
このような映画感想の記事に対して厳しいコメントが今年は多かったのも事実です。これらのコメントもかなりの大ダメージです。コメントを読むたびにもうブログやめようかなと思いました。コメントを読む前も、その内容を知るのがものすごく怖いです。
それでもこのブログをやめないという……。
映画を観なければいけないという強迫観念に動かされているのは、自分のできる範囲で他人と違うことが何か、それは映画をたくさん観ること、という部分から来ているのかなあと思います。うわあ、ちょっと今すんごく気持ち悪い自己分析をWEBに載せてしまっていますかね、これ。
300本という本数はどのくらいのものなのでしょう。年間300本観る人がどのくらいいるのでしょう。知りたいですねえ。
とにかく、来年も映画を観る方向で、ブログも続ける方向で、後編に続きます。