やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2013年鑑賞映画感想/荒野のストレンジャー/イージー★ライダー/僕の彼女はサイボーグ

169.荒野のストレンジャー
 1972年アメリカ。クリント・イーストウッド監督主演。鉱山によって成り立っている小さな町によそ者が現れる。町は悪党始末をこのよそ者に任せようとした。
 変な映画だというのはチラッと聞いていたのですが、なるほどそういうことだったのですね。ファンタジーだったわけです。
 赤いペンキで町を塗ったことだけが理解できないままでしたが。町を地獄のようなところにするためのストレンジャーなりの演出だったのでしょうか。それだけの単純な理由なのだろうかと悩みます。

170.イージー★ライダー
 1969年アメリカ。マリファナ取引で大金を得たキャプテンアメリカピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)が大型バイクを買った。2人はアメリカの自由を求めて旅に出る。
 町山智浩著「映画の見方がわかる本」を読んだあとで鑑賞しました。読んでいなかったら何がなんだかわからない映画になっていたでしょう。知識がないと観れない映画です。
 カフェに入ったらやたらと悪口を言われる場面がありますけど、そのカフェに入るまでに黒人の住むあばら家が並んでいて街にはその黒人がおらず白人のみ。そんな状況を観ただけでは汲み取れません。
 その上でこの映画は傑作とは思えません。アメリカの現実がわかる映画としては良いと思いますが。

171.僕の彼女はサイボーグ
 2008年日本。2007年11月22日に20歳の誕生日、ジローはデパートで奇妙な女性と出会う。その女性とは直後にレストランで再会し、数時間過ごした。2008年11月22日に同じレストランで同じ女性と再会した。しかし、その女性はアンドロイドだった。ジローを救うために出現したという。
 綾瀬はるかがマジでかわいいです。最高。八重の桜のはるかなんて相手にならないかわいさです。クァク・ジェヨン監督のフェチズムによって綾瀬はるかが本当にかわいく撮られています。彼によってふとんに倒されたときのはるか。おっぱいがぼよよーんって。歴史に残る名場面ですね。あと、人間のほうの彼女が飯を大量に食べる場面も良いです。私の好きな部分も押さえられていますね。
 ただ、
 食い逃げしたり、泥棒したり、冒頭の主人公たちの行動があまりにもひどいです。一方で彼女に彼の憂う事件を解決させます。それは、何から何まで彼の奢りでしかありません。その上、東京が壊滅する地震の原因はジローですよ。あまりにも勝手すぎるジローが許せません。ラストの誕生日祝いの席も寂しすぎるでしょう。はるか未来の彼女も勝手すぎますけど。
 そもそも、彼が死んだあとの彼女が彼のことを好きになる理由がわかりません。好きだから彼が生きている時間に再び登場するとかキチガイですよ。この映画、狂っとる。
 さて、日本の都市が壊滅する映画がトラウマです。例えば、ガメラ2レギオン襲来での仙台壊滅、1980年の地震列島など。今回の映画でも東京が壊滅どころの騒ぎではなくなっています。新たなトラウマ映画の誕生です。海外の都市が破壊されるようなID4とかは何とも思わないのですがねえ。
 今回も、東京が壊滅して、いったい日本はどうやって再生するというのでしょうか。東京を失った日本は破綻です。なんか、61年後には再生したようですけども。映画といえども日本の都市が崩壊する場面は観たくありません。