76.ブラッド・ダイヤモンド
2006年のアメリカ映画。
ダイヤモンドを密輸売買するアーチャーを演じるのはレオナルド・ディカプリオです。レオ様ってやつですけど、彼の出る映画はやたらと名作になりますよね。いったいどういうことなんでしょうね。アビエイターやスーパーチューズデーでは製作総指揮もやってるんですね。こいつ、すげえな。
シエラレオネで起きた紛争で、兵器入手のためにダイヤモンドが掘り出されます。そんな中、巨大なダイヤモンドを見つけてしまった現地の男を巡る物語です。
この映画の良いところは、『アフリカの現実はこれだ』という高尚な作品に収まっていないところです。しっかりとエンタメ作品に仕上がっていまして、よろしくない書き方をすれば面白い作品なんですよ。
楽しみながら、シエラレオネで起きた悲しい出来事を知ることになる、そういう作品です。
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77.マンハッタン
1979年アメリカ。ウディ・アレン監督主演。アイザック(ウディ・アレン)はTVライターとしては売れっ子だったがシリアスな小説に転向しようと産みの苦しみの最中。そんな彼の一転二転する恋心に周りが振り回される。
ひねくれていて、悪く言えば頭のおかしいウディ・アレンですけど、それでも総スカンを喰らうわけでもない劇中のアイザックなんですよ。なんだかなあ。
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78.チャイナタウン
1974年アメリカ。ロマン・ポランスキー監督。1930年代後半ロサンゼルスを舞台に、ジャック・ニコルソン演じる私立探偵が偶然にも関わってしまった殺人事件を通じ、陰謀や愛憎が見え隠れする。
暴力の描写が秀逸で、結末がこれまたよくできています。走り去る車、少しずつ減速、女の悲鳴、駆け寄ってみると。