やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

映画「ファミリーツリー」を観てきた感想(ややネタバレ)


あらすじ:妻が事故で意識不明の重体となった。その後、医者から意識の回復がないことを告げられる。しかも、妻は生前に延命を拒む書類を作成していた。
 夫のマットは2人の娘と過ごすこととなるが、娘たちは母がいないことで不安定な状態にある。そんな娘から妻が浮気していたことを知らされる。マットは、娘たちとともに浮気相手を探しだすことにした。

 まずは結論から。面白いです。
 マットは、ハワイに広大な土地を保有しています。先祖から託されたものです。それがとうとう売りに出されることになり、マットとその親族に100億円ほどが転がりこむことになります。
 我々からしてみれば、あまりにも莫大な金すぎて、貧乏人としてひがむところなのですが、なぜか不思議とひがみませんでした。マットの家はアメリカ的というか、プール付だし、大きいのです。それでもひがみませんでした。理由はわかりません。
 おそらく、周囲がマットに対する発言のせいではないでしょうか。
 マットは妻に浮気されるようなダメ夫であり、妻のために何もしてあげられなかった、娘たちのために何もしていなかった、というのですが。それらはすべて周囲の人たちのセリフから得られる情報だけなのです。
 回想の場面があるとか、過去のマットのダメっぷりの場面があるとか、そんなものはないのです。すべて、周りのセリフです。
 そこが面白いのですよ。
 マットにものすごく感情移入できてしまうのです。マットがどういう男だったのか、家族に対してどういうふうに接していたのか周りのセリフから想像するだけなのです。それが楽しいです。
 とはいえ、マットが娘たちの好みを知らないとかそういう場面はありますけどね。
 さらには、マットと娘が協力して浮気相手を探しはじめるところです。けっこう笑えますよ。そんなことをしていると、いつの間にやらマットと娘たちの溝が埋まっていますし。なぜか娘の恋人が付きまとっていますし。
 そんな彼らの行動が、ハワイで展開されるわけですから。行ったことがないのですから。そういうのも楽しいですよ。日本人が知らないハワイですよ。
 ハワイ諸島は広いんですね。
 最終的に、妻が何だかんだで目を覚ますんじゃないかと思いましたけど、骨が海にまかれました。欧米なのに、火葬なのですね。珍しいです。
 浮気相手の妻が、マットの妻に会いに来たりしますしね。面白いったらありゃしないですけどね。意識不明の相手に罵倒したり。
 なかなか楽しめる映画でしたよ。