やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

愛されるよりも愛したい、マジで。

 ウソです。本当は愛されたいです。さて、そんな私がまたすんげえ映画を観てしまいましたので感想を述べます。最近、映画の感想ばっかりでごめんなさいね。サーセン

愛のむきだし [DVD]

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「事実をもとにしている」で始まるこの映画、マジですげえ。パネェす。
 主人公ユウの成長に大爆笑で、いや、全然成長じゃないんですけど、むしろ後退なんですけど、愛がほしくて、愛されたくてしかたないからどんどん後退(清々しいほどの技術を身につけてしまう)して、ユウはサイテーのクズ野郎になります。でも、追い求めていたマリア様を見つけたときから、愛することを知ったわけですよ。愛されるよりも愛したいってやつです。最終的には相思相愛になります。ユウとヨーコの手が結ばれた瞬間、私は「ゴーーーーーーール!!」と叫び、透明の涙を流していました。ただ、ゴールの相思相愛になるまでがもうたいへん! 次から次へととんでもねえ困難が襲ってくるんです。たまんないね! まあ、あれが本当のゴールじゃないのはわかってますよ。本当のゴールってのは……つつきです。つつけえええええ! もうだめだ、おれ。
 人を愛するということを、この映画はわかりやすく視覚化してくれました。参考になります。いや、絶対に参考にはしたくありません。真似できません。車ぶつけたり、盗撮を訓練したり、体に乗っかったり、勃起したり。マジですげえわ、圧倒されて、ゲラゲラ笑いました。観てください、ちゃんと観てください。お願いします。
 この映画に出てくる敵が私の嫌いな宗教だったのでどんな感じでユウが敵を倒してくれるのか楽しみで楽しみでワクワクしながら観ていました。ユウのことをクズ野郎と言いましたが、観てるうちに、ユウを応援してしまっているのでした。がんばれ、ユウ! ユウに3人の仲間ができましたけど、その3人とともにユウを応援している自分がいました。ただし、犯罪行為は絶対にダメだぞ! とにかくヨーコに向かって突っ走れ!
 この映画は長い! 長く感じるんじゃなくて本当に4時間あります。だけど、見逃していい場面がなくて、息の抜ける場面がありませんから正直なところ困りました。
 ユウ役の西島隆弘もいいんですが、ヨーコ役の満島ひかりがいいですよ。とてもいいですよ。いいよいいよ。ひかりかわいい!!!!!
それでは最後に、2つの言葉で終わります。
起てよ、本能!
わたしもアーメン。
 ……とか言いつつ、この感想を書いてから少し時間が過ぎて、落ち着いて考えてみると、ヨーコちゃんがあんなに強かったのに、最後のユウを助けるところでいまいち力強さを感じさせないという点に気がついて、心の強さは感じるけど、蹴る殴るの強さはどこへ行ったのだろうか、と思ってしまいましたが、まあ、でも、この映画、私の映画オールタイムベスト10位内に食い込んできてしまいましたので、今ランキングを書きなおしています。うわあ、どうしようかな、あれは10位外に出したくないしなあ、でもなあ、困ったなあ。近々オールタイムベスト50をこのブログで発表します。最後の最後に言っておきますね、この映画はR-15 指定です。わたしもアーメン。