やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

トロン:レガシー3Dを観てきた。ネタバレ注意

 20時40分開始だったのですが、ほぼ同じ時間のヤマトのときとちがってがらがらでした。200人ほど入る場内は20人ほどしかいなかったです。
 ちなみに、私は元のトロンを観ていません。
 まずは結論。すごく面白いというわけではなかったです。でも、話しの進め方がサクサクで良かったかも。
 アバター3Dを観ているような感じです。話しは至極単純で、前半の短時間でぶわあああと説明しておいて、あとはひたすら映像で面白い舞台と面白い動きをみせてくれました。デジタルの世界だからこその格闘・バイクアクション・空中アクション、いろいろと目新しくて、発想といえばよいのか、良かったです。ただ、3Dの良さはなかったです。映画の最初に「メガネ持ってない客のために2Dの部分もあるけどメガネはずすな」と注意が出るのですが、メガネはあるから知らんがな。
 クオラというヒロインが出てきますが、かわいかったです。表情が良いんですよ。目がいい。エンディングで主人公の背中に額を当てるシーンなんてキュンときます。好奇心があるし。でもさあ、最後、なぜ現実の世界に入ることができたんでしょうね。背中をディスクはデジタルの世界に置いてきたはずなのに。よくわかんねえ。
 敵のクルーの目的が何なのかいまいちわからないです。たぶん現実の世界を支配したいのかな。具体的にどういう方法でどのように進めていきたかったのか不明でした。
 アクションシーンになるとみんな仮面をかぶってしまい、衣装も同じですから、誰が誰なのかわからないというのも残念でした。
 デジタルの世界に放り込まれた主人公ですが、食事をしていました。デジタルの世界なのに、プログラムのはずの人間たちが酒を飲んでいたり、音楽に合わせて踊っていたり。あれってどうなの? プログラムなのに欲望があったりするものなんですね? アイソーというよくわからない存在も出てきますが、この世界をつくった主人公の父がアイソーは突然理由もなく出現したと言って、説明はそれだけでした。ううむ、アイソー、何者なんでしょうか。デジタルの世界だからこそやれることはアクションシーンでしか観れなかったです。アクション以外は現実の世界とやっていることが同じでした。
 あと、主人公が現実の世界からデジタルの世界へ入るときのことですが。何のヒントもなく入り口を見つけて開けてしまうのですが、あれは床の傷がヒントになったということでしょうか。そのあたりはサクサクすぎるかな。
 それに、やたらとドゥカティを押しますなあ。実在するバイクメーカーです。
 まあ、あんまり深く考えずに観てもいいのかもしれません。行って帰ってくるだけですから。

 今年は映画館で12本の映画を観ようという目標を立てていました。今回の「トロンレガシー」で11本目となります。12本目として観たい映画が今のところまったくなくて、ちょっと困っています。「ヒックとドラゴン」と十三人の刺客」と「ヒーローショー」を観に行かなかったことは後悔しています。つーか、年間12本という目標はかなりしょぼいです。年間200本観ている方がいらっしゃるというのに。(今年、映画館以外で観た映画を全部合わせても200本の半分にも及ばない。)
 観に行かなくて後悔した3本は公開前あまり良さげな雰囲気がなかったので観に行かなかったです。映画館へ行くということは高い金を払うことになり、良作しか観たくない、損したくないという気持ちがあって、このような状況になりました。まあ、これは言い訳ですな。
 公開前に良し悪しがはっきりわかればいいんですがね。そもそも映画館での映画の公開期間が短いのがよろしくないです。2〜3カ月くらいやってくれたら、ほかの人の感想を調べた上で宇多丸さんの批評も考慮しつつ選ぶことができるのですが。それができないから映画館に足を運ぶのがめんどくさくなって結局行かないんですねえ。
 映画を映画館で観るのは難しいですな。時間が限られているし、高いし、レンタルとちがって自由に観られないし、音を立てられない、いろいろあります。せめて安くなればいいのですが。常に1000円以下で観れるようになればいいのですが。映画館に行ったら行ったで、ぺちゃくちゃしゃべるバカタレがいますし、注意したらそれはそれでうるさいし、あれ? 嫌なことばかり書いてますね。
 でもやっぱり、映画は環境の整った映画館で観たいです。