2024年12月公開
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
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あらすじ:人間の体には37兆個の細胞がある。酸素を運ぶ赤血球や細菌と戦う白血球などが日夜休まず働いている。高校生の日胡と父の茂の体内でもそれら細胞たちが働いている。不摂生が続く茂と、インフルエンザにかかった日胡、それぞれの体内で何が起きているのか。
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私の体内ではレンサ球菌もしくはぶどう球菌が増えすぎて抗生物質という名の平和維持軍を投入しながらの鑑賞となりました。毎年2回くらいはこういうことが起きるようになりまして、うちの白血球もたいへんだろうなと思います。
大きな部屋で観たのですが、半分くらい席が埋まっていました。こちらの映画館ではこんなことはほとんどありません。小さなお子様連れの客が多かったです。
さて、本作ですが、インフルエンザとかうんこを出すとか、そんなにたいへんなことにはならないお話だったのです。ところが、中盤から誰もが知る大きな病気が進展して、劇場内はお通夜状態になりました。
擬人化されている体内は戦争状態となります。山河は荒れ果て、都市は破壊され、細胞たちの死体がそこらじゅうに。こんな状況でどうやって生き返るっていうんですかね。お子様にこんな状況を見せてしまっていいのかしら。これが現実なんだよと教えるのかしら。
というわけで、意外とたいへんなことになりました。誰が何を演じているのか、佐藤健以外わかりませんでした。