2024年5月日本公開
監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー、ニック・ラザウリス
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あらすじ:緑の豊かな土地から誘拐されたフュリオサはバイカー軍団を率いるディメンタスに囚われた。やがてディメンタスは水の出る砦シタデルを支配するイモータン・ジョーに宣戦布告し、石油を掘削精製しているガスタウン奪取に成功した。イモータン・ジョーとディメンタスの交渉によりフュリオサはイモータン・ジョーのものになった。その後成長したフュリオサは目の前でディメンタスによって殺された母の言葉を忘れずにいた。どれほど時間がかかっても緑の土地へ帰る。機会をうかがうフュリオサだったが、ディメンタスはさらに勢力を伸ばそうとしてイモータン・ジョーとの戦争を避けられない状況となっていく。
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怒りのデスロードとほぼ同時に脚本が完成していたという本作がついに公開されました。デスロードのあとなのであまり期待しないでいたのですが、そこそこ面白かったです。
今作の見どころは、何よりもディメンタスの乗り物でしょう。かっこいい!!!
こんなの誰も思いつかねえよ。
ローマ時代の戦車みたいに小さな二輪車を3台のバイクが引っ張るというものです。バイクには誰も乗っておらず、二輪車に立ち乗りしているディメンタスが3台のバイクを手綱で操ります。かっこいい!!!
もうひとつの見どころは、ウォータンクが造られていく様子です。部品が集められて、加工されて、組み立てられていきます。完成したウォータンクはデスロードのウォータンクの先代に当たるのか、もしくはこいつを改造してデスロードのものになっていくのかはわかりませんでした。
そしてカーアクションです。デスロードでは見られなかったアクションが満載です。ウォーボーイズがゴミのように死んでいきます。ディメンタスのバイカー軍団もどんどん死んでいきます。どちらの陣営も人員の投入を惜しみません。
フュリオサそのものも見どころです。ほとんどセリフがなく、目と動きだけですばらしい演技をしてくれます。
人喰い男爵と武器将軍も出てくるのでぜひご覧ください。特に人喰い男爵の乳首に注目です。こいつ、ずっといじってるやんけ。
そこそこ面白かったということは悪い部分もあったのですが、幼少期のフュリオサの場面が長すぎませんかね。「面白くなってまいりました!」という場面が来るまで退屈しそうです。また、全体的にセリフが多くて状況を丁寧に説明してくれるのが余計でした。