やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(3D吹替)感想


2015年6月公開
監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラサウリス
音楽:ジャンキーXL
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あらすじ:放射能汚染で砂漠化し荒廃した世界は水と食料とガソリンの奪い合いになっていた。武装集団ウォーボーイズに捕まったマックス・ロカタンスキー(トム・ハーディ)はニュークス(ニコラス・ホルト)の輸血袋になり果てた。そんな中でフュリオサ(シャーリーズ・セロン)がガソリンを取るため部隊を率いて砦を出たがそれはウォーボーイズの首領イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)が従える女性たちを解放して緑の土地へ連れていくという裏切り行為だった。ニュークスをはじめ人喰い男爵の部隊や武器将軍の部隊までもがフュリオサを追跡を開始した。
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 もはや見た目ですよ。勢いですよ。
 北斗の拳に影響を与えた旧作とはまた違うデザインでした。肩パットをしているのはマックスとフュリオサくらいのものです。モヒカンはいません。ただ、人喰い男爵と武器将軍が北斗の拳に出てくるハート様やザコ領主みたいな感じなんですよ。そんなもんが出てきたらテンションが上がります。
 そんな奴らがマックスの攻撃で「目が! 目が!」になっていますからね。
 ウォーボーイズは、みんなスキンヘッドで肌を真っ白に塗っています。ジョーによってほとんど洗脳に近い状態になっています。命を捧げるほどです。そのときは口の周りをシルバーのスプレーで噴きつけていました。そういう儀式のようです。ザコ集団の感じがしなくて、プロの戦闘集団になっています。宗教団体といったほうが近いかもしれません。
 今作で最も目を引いたのは和太鼓のようなドラムをたくさんと炎を噴くギターを持った男の乗った車でした。戦闘を盛り上げるための楽団ですね。
 そんなものまで出されたらテンション上がりぱなしです。マックスにギターを奪われてもそれをどうにかこうにか取り戻して演奏を続けようとしました。
 オレンジ色の砂漠で噴き上がる炎、横転する車、宙を舞う人間。最高じゃないですか。
 それにしても、全体的に1.5倍速くらいで再生されているような映像は何でしょうか。旧作でもそれは感じました。
 残念なのは、肩パッドとモヒカンの大幅な不足と、マックスが抱えていることです。マックスは始終過去に悩まされています。おそらく警察官だった頃に助けられなかった娘と妻なんでしょうけど、その亡霊に苦しむのでした。それらの妄想から解き放たれることなく映画は終わってしまいます。続編か! 続編で亡霊から解放されるのか!
 では、最後に「俺を見ろ!」