やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ジョン・ウィック チャプター2」鑑賞感想


2017年公開
監督:チャド・スタエルスキ
脚本、原作:デレク・コルスタッド
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あらすじ:壮絶な暗殺者たちの戦いから5日後、ジョン・ウィックは盗まれた愛車を取り戻した。改めて暗殺稼業から引退しようとしたところに犯罪組織カモッラの幹部サンティーノがやってきた。仕事を依頼してきたがジョンは拒否する。しかし、この拒否は暗殺者の規約違反だった。
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 暗殺社会ですね。
「あなたのお仕事は?」
「暗殺者です。あなたは」
「コンチネンタルホテルの従業員です。あちらの方はアカウント部の職員です」
 街を大勢の人々が行き交っていますが、誰もが何かしら暗殺業界の関係者なのでしょう。
 さて、言うまでもなくアクションが見どころですが、車とカンフーを融合したカーフー、ナイフとカンフーを融合したナイフーまで登場しました。次から次へと人が死にます。ジョンが通ったあとは死体の山です。
 ただ、前作もそうなんですが、変な期待をしてしまっています。それはジョンが沈黙のおっさんみたいに千切っては投げ千切っては投げの人間じゃない強さをはっきりと見せてくれるという期待です。自分の犬を殺した奴とその仲間を一人あたり数秒で次々と殺していくところを期待しています。そんな強さはなくて、自分もけっこう傷つきながら一人一人を丁寧に殺していました。
 そうじゃないんだよなー、観たいのは。
 人間対鬼の圧倒的な差を見せてほしいんだよなー。
 あと、今回は家を破壊されてそれに怒ったというよりも、破壊されてしまって困ったな、しかたないな、暗殺するかという感じじゃないですか。怒りに任せたなりふり構わない激闘の数々を観たかったんですよ。今作もかなりボロボロになりながら戦っていました。
 そういうのが観たけりゃ沈黙シリーズでも観とけってことですか。すみません。この映画を観る前は人間離れした力で次々と敵を倒していくから楽しみにしていてね!という感じの宣伝じゃなかったですか?
 暗殺社会が舞台ですから、それは面白いのですが。次作はホテルという舞台を使えそうにないですね。どうするのでしょう。