2018年1月公開
監督:志水淳児
脚本:小沢高広
キャラクターデザイン:飯島弘也
メカニックデザイン:柳瀬敬之
原作:永井豪
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あらすじ:兜甲児が乗るマジンガーZと剣鉄也が乗るグレートマジンガーによって地球は救われた。それから10年が経ち、甲児は光子力の研究者として弓さやかは研究所新所長として、世界中へ光子力を供給し、人類の復興に大きく寄与していた。その上、人類のエネルギー問題なども解決していた。だが、そんなとき倒したはずのドクターヘルがあしゅら男爵やブロッケン伯爵を率いて現れた。富士山で発見された巨大なマジンINFINITYを巡って再び戦いが始まる。
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日産……VAIO……というわけで、観てきました。
劇場内は年配が多かったです。若い人は少なめでした。夜の回だったのでお子様はいません。
さて、結論から申しますと、95分の上映時間はサクッと過ぎていきまして楽しめました。
ドクターヘルたちは死んだはずなのにどうして生きていたのかどうやって復活できたのか、そのあたりは語られず、突然現れたリサがいっさい裏切らないなど、やや難がありますが、全体的にアゲアゲな感じでよろしゅうございます。人々が大勢いるであろうビルがあっという間に破壊されて、大勢死んでいるはずですが、そのあたりもあっさり飛ばしているのもちょっとどうかなと思いますが。クライマックスで人類全体がマジンガーのためにがんばるあたりも唐突でした。このように気になる部分もあります。
地獄大元帥が登場してマジンガーZがボロボロにやられてそのあと救出されたグレートがZを助けるあたりは劇場版マジンガーZ対暗黒代将軍を彷彿としました。今作ではとにかく大量の機械獣が現れますが、Zが千切っては投げ次々と破壊していきます。そのときは昔のテレビのときみたいにZが傷つくことはなくて無傷のまま地獄大元帥と戦いますね。
今作の見どころは、リサではありませんか。萌え〜です。キャラデザが古臭いけど萌え〜です。古臭いあたりもいい感じでした。リサがずっと着ている服はかわいいです。そんなリサの正体がいまいちはっきりしませんので、もしかしてドクターヘルに何かされて裏切る可能性もあったわけですが、そういうのはいっさいないですし、人類側にもリサが裏切る心配をしている節はまったくありませんでした。リサは最後の最後まで人類に忠実に従います。リサは人類にとっての明るい未来でもあったという感じですね。JK制服を着ていて、それが破れている演出もサービスってことで、いいんじゃないですか。要するに、リサがかわいくてたまりません。「ご主人様」ですよ、「ご主人様」。綾波みたいな見た目で言動が「ご主人様」なのは反則です。
弓さやかのクライマックスのセリフ「次はもっとうまくやります」は最善の解答だと思いました。そうだよねー、次はもっとうまくやるしかないですよねー。弓さやかがお水の衣装を着たのはリサの制服よりもよくわからない演出だと思いました。
よくわからない演出も力押しで物語を進めていきました。力こそパワー!
何はともあれリサがかわいいです。
めでたしめでたし。