2022年11月日本公開
監督、脚本:カミラ・グリフィン
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あらすじ:イギリスの田舎にある屋敷へ12人の男女が集まり、クリスマスパーティが開かれた。久々の再会を喜ぶ彼らだが、このクリスマスは人類最後のものになる。明日にも人類は終わってしまうのだ。そのため彼らはパーティのあとで政府から配られた安楽死できるピルを飲むと約束している。そんな彼らの最後の夜、どんな会話が展開されるのか。
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冒頭では人類が終わるという描写などはいっさいありませんでした。なので、もしかして彼らはまだ知らないのかなと思いつつ見ていると、どうやら人類は終わってしまうのだと匂わせるセリフがちらほら出てきます。
それにしてもこの映画が英国女王の亡くなる前に公開されていれば、もう少し見方が変わったかもしれません。ちょっと残念です。あと、食前の祈りをやってる彼らなのでそれなりに敬虔なプロテスタントなのでしょうけどそういうところも信者以外にはわかりにくいところがあります。
見たことある俳優がちらほらいますが、その中でも小さな少年が特に、「どこかで見たような気がする」のでした。見終わって、調べてみるとジョジョ・ラビットの少年でした。今作での彼は頭が良すぎます。察しのいい子ってやつです。その良さが仇となって、悲劇となります。
その少年以外は、いけ好かない連中が多めでイライラします。所詮、彼らは富裕層ですから……。