2022年10月公開
監督:黒川智之
原作:今井哲也
脚本:佐藤大
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あらすじ:2049年の夏、老朽化した阿佐ヶ谷住宅団地が取り壊されるため、住民の引っ越し作業が始まっていた。住民のひとり、小学4年生の沢渡悠真はもうすぐ地球に接近する彗星に興奮していた。そんなある日、人工知能搭載家庭用ロボットのナナコが挙動をおかしくしたが、それは地球外からやってきた探査船による乗っ取りだった。故郷へ帰りたいが故障していて休眠していたのだという。悠真は友人たちと協力して探査船を故郷へ帰すために奔走するのだったが、果たして。
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発射までの7分43秒、泣きました。
今作の少年少女たちはちゃんと小学生らしさが出ていました。他の作品の小学生や中学生は小中学生とは思えない大人らしさがあって、どうにも受け入れられませんでした。悠真は小学生なりのわがまま、言うことの聞かなさなどなどがあって、見ていて安心するというか、本作の中で活動するための必要な知識も持っていてバランスも良いですし、良いキャラでした。彼がかぶっている帽子がつくば万博のものだったのもなかなかいいじゃないですか。
悠真以外のキャラもよくできていると思います。それぞれの役割もしっかりしています。
23区内の阿佐ヶ谷住宅から満天の星空が見えていたことについては解せません。田園地帯のうちでもあんな星空は見えません。波照間とかアフリカの砂漠でも行かない限り見えないような星空です。