2022年7月日本公開
監督:スコット・デリクソン
脚本:スコット・デリクソン、C.ロバート・カーギル
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あらすじ:コロラド州デンバー北部の町で少年の行方不明事件が連続して起きていた。少年フィニーはある日、マジシャンだという男に突然連れ去られてしまった。地下室に閉じ込められた。そこには電話線の切れた電話機があった。その電話が鳴り、恐る恐る受話器を取ってみると少年の声がする。一方で、フィニーの妹グウェンは夢でフィニーの行方のヒントを見ることがあった。しかし、父はその夢を完全否定してしまうのだった。果たして、フィニーの運命は。
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今の若い子たちは黒電話なんて知らんでしょうな。私は幼い頃に自宅にあったのでもちろん使ったことがあります。
はい、というわけで、今作はホラーなのですが、まさかのジュブナイルですよね。少年たちが協力してフィニーを助け出そうとするわけです。
ところで、作中のフィニーはめちゃくちゃ頭がいいですね。極限状態に追い込まれているから思いつくのかもしれませんが、それにしてもよく頭が回ります。
フィニーとグウェンの父、そして、フィニーを連れ去った男、悪い奴らでございます。とはいえ、ラストについては他にもうちょっとやり方があったんじゃなかろうかと思います。フィニーにあんなことをさせるなんて、彼のトラウマになってしまうかもしれません。少年にあんなことをさせないでほしいです。ところで、あの結末はミストみたいだとは思いませんか。
納得いかないラストだけど、面白い映画でした。