2018年11月公開
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ、ケリー・マーセル
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あらすじ:ライフ財団は宇宙からシンビオートと呼ばれる生命体を持ち帰った。財団のトップであるドレイクはそれを人に寄生させる人体実験を繰り返した。ジャーナリストのエディはライフ財団の黒い噂を追ううちにその場へ居合わせてしまう。
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いろいろおかしいところがありまして、納得できないところも多々ありまして、ヴェノムとエディの掛け合いにも乗れませんでした。
まず、ライフ財団ですけど他の惑星から生命体を持ち帰ることができるほど高度な技術を持っているのに人類社会というか舞台のサンフランシスコは普通の都市ですよね。そのちぐはぐがまず飲み込めません。
ヴェノムがエディに感化されて180度方向転換した経緯も飲み込めません。
エディの彼女さんがヴェノムを受け入れた場面も、すんなりいきすぎていて納得いきません。
東マレーシアで行方不明になっているシンビオートの存在をライフ財団がまったく気にしていないことも納得いきません。
人に寄生したヴェノムに目や口があるのもなぜでしょう。いったいどういうことなのでしょう。
ドレイクに寄生したシンビオートとドレイクが意気投合しているあたりももう少し描写がほしかったです。
なんだかんだでエディとヴェノムは警察官を大勢殺していますが、それについての責任追及は無しでしょうか。ライフ財団とエディの追いかけっこでサンフランシスコに大きな被害が出ていますが、それについても言及は無しでしょうか。目撃者は大勢いるだろうし、カメラがエディを捉えているはずですから、エディはライフ財団だけではなく政府からも追われないとおかしいし、実際警察から追われています。ただ、その警察による追跡も力及ばず……もっとカリフォルニア州と米国政府にはエディ確保に総力を挙げてほしいです。
エディがやったことではなくヴェノムとライフ財団がやったことだというのは分かりますが、それでもエディは悩む場面があってもいいでしょうし、エディは気にしていない様子ですがもう少し気にしてほしいですね。悪い奴は喰っていいと許可を出すエディって、大丈夫ですか、いろいろと。
そもそもライフ財団があれほどの力を手に入れた経緯は何でしょうか。
ヴェノムもなかなかあっさりと自分の弱点を明かしました。それはいいとして。
続編がありそうですが、こんな出来栄えの続きで大丈夫でしょうか。