やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「オカルトの森へようこそ the movie」鑑賞感想

ポスター画像

2022年8月公開

監督、脚本、撮影:白石晃士

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あらすじ:落ち目の黒石監督と助監督の市川のもとにマリアという女性から送られてきた動画には赤い隕石の落下と直後に出現した謎の化け物が映っていた。それを新たな作品のネタにしようとマリアの自宅へ向かう二人。山中で江野と名乗る猟師のような男に「ここは危ないからすぐに立ち去れ」と警告されたが無視してマリアのもとへ。マリアの自宅に到着し、少々変わった様子のマリアに戸惑いながら二人はマリアの自宅を撮影した。そこで化け物が出現して3人は襲われる。なんとか逃げ出そうとしたら江野が助けに来た。散弾銃で化け物を吹き飛ばして、4人で逃げ出す。森を抜けて道路に出ると路線バスに乗り込んで街まで行こうとしたが路線バスも襲われた。そんなとき、名前がないからナナシと名乗る金髪イケメンの若い男に助け出された4人。ナナシといっしょに安全な場所を求めるが、マリアが消えた。その先の廃墟にいるらしい。その廃墟には落下した赤い隕石に誘われて集まったイカれた奴らがいた。果たして、彼らの運命は。

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 これまでの白石監督POV作品を観てきたファンのための作品となっていて、今までに見たことのない新しい場面がありませんでした。なので、がっかりです。

 セルフパロディというやつでしょうか。

 怖い、びっくりする場面はありませんので安心してご覧いただきたいのですが、私は画面に酔ってしまいました。

 本作における真の主人公は江野さんでしょう。自分で「アイアムヒーローや」と言ってましたけど見た目とやってることが本当にアイアムアヒーローです。パクリみたいになっていますけど、江野さんが本当にかっこいいのでぜひご覧ください。

 作中では気づきませんでしたが、エンドロールに伊能昌幸の名前がありました。殺し屋最強伝説国岡の国岡役の伊能さんですね。どうやら作中で国岡みたいにアクションを披露していたようですので、これからご覧になる方はその点に注視してください。

 途中で白いマントを着た3人組が現れます。その真ん中の男が北村有起哉に似ていました。でもエンドロールに名前がなかったので、私の見間違いだと思います。

 映画「カルト」で眉毛のつながった霊能者をやっていた方と、コワすぎシリーズの工藤さんの姿も見えたので、そういった点でも白石監督のお祭り的作品なのだと思います。

 コワすぎシリーズの新作が進行中だそうで、楽しみですね。