やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「きさらぎ駅」鑑賞感想

ポスター画像

2022年6月公開

監督:永江二朗

脚本:宮本武史

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あらすじ:2004年1月8日に静岡県浜松市の私鉄である遠州鉄道に乗っていた女性:葉山純子が行方不明になった。ところが、2011年1月8日に突如戻ってきた。いったい何があったのか、堤春奈は卒業論文の題材としてこの事件を選んだ。葉山へインタビューをして、消えていた間に何があったのかを詳細に聞き出した。葉山は遠州鉄道新浜松駅を23:40に発車する最終列車に乗り込み、気づけばまったく知らない駅:きさらぎ駅に着いたというものだった。他にも乗客はいて、女子高生、若者3人組、サラリーマンの5人もいっしょだった。しかも彼らも今いる場所を知らない。きさらぎ駅で降りた彼らはもとの場所へ戻る方法を模索するのだったが、いろいろあった揚句に帰還したのは葉山だけだった。インタビューを終えた堤は遠州鉄道の最終列車に乗り込み、異世界へ行こうとするのだったが果たして。

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 量産された村シリーズに比べるとだいぶマシなホラーでした。心霊といったものではなくて、派手な化け物といった印象です。ちょっとグロいかもしれません。

 今作における異世界へ行く方法は、異世界エレベーターに似た手段です。その手段が、なんだか西村京太郎鉄道ミステリーを見ているような気分になりました。

 はい、というわけで遠州鉄道は実在しまして、撮影も遠州鉄道で行われています。コラボもやっているということなので皆さん、この機会にぜひ浜松へお越しください。

 ちなみに異世界の駅は長野県の上田電鉄で撮ったものです。あと、異世界から脱出しようとして歩いた線路は長野県と群馬県の間にある廃止された信越本線碓氷峠のようです。遠州鉄道よりも上田電鉄のほうが気になりました。