2022年4月日本公開
監督、脚本:アスガー・ファルハディ
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あらすじ:イランの古都シラーズ。ラヒムは借金を返済できなかった罪で投獄されている。一時出所した彼は、婚約している女性と会い、金貨を渡された。それを現金に換えて借金を返済して罪を赦してもらおうした。しかし、その金貨は女性が拾ったものであり、ラヒムは悩んだ末に持ち主を探し出して届けた。すると、刑務所は彼を称賛してテレビ取材を受けるように勧める。新聞にも取り上げられ、囚人を救済している支援団体から支援の申し出もあった。ところが、SNSでは金貨を拾って届けたことはラヒムの作り話だという話題で炎上し、刑務所や支援団体が手のひらを返すのだった。果たして、彼の行動が事実であるということは証明されるのか。
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ファルハディ監督作品は別離以来の鑑賞となりました。面白かったのでぜひご覧ください。
別離も観ているこちらの精神を破壊しようとする作品でしたが、今作も終始胃が痛くなる作品でした。ぐったりします。
観るなら覚悟してください。
ラヒムさんは追い込まれていくばかりです。
もうやだ。無理。早く終わってほしい。見てらんない。
ラヒムに金を貸したおっさんがめちゃくちゃ腹立つけど彼は何も悪くないので、腹を立てている私もSNSで炎上させている連中と同じです。
タクシー屋のおっちゃんがめちゃくちゃいい人で、そこだけ救われました。
ちなみに、イランにも菓子折というものがあるんですね。