やくもとうずしおをがっつりと

「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

映画「夏への扉 キミのいる未来へ」鑑賞感想

ポスター画像

2021年6月公開

監督:三木孝浩

原作:ロバート・A・ハインライン

脚本:菅野友恵

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あらすじ:ロボット開発に従事する高倉宗一郎は、亡き父の親友だった松下の娘:璃子の応援も受けつつ研究に没頭する日々を送っていた。ふたりに寄り添う愛猫ピートもいっしょだ。1995年3月、信頼していた共同開発者と恋人に裏切られて突然会社の権利を失う。完成目前だった画期的な蓄電池の技術まで奪われた。恋人によって冷凍睡眠させられた片倉は、2025年の東京で目を覚ました。権利を失った会社は没落し、高倉を陥れた共同開発者は96年に病死、恋人は前職の不正が発覚して刑事罰を受けた上に堕落した生活を送っていることを高倉は知る。さらに、璃子も冷凍睡眠させられたその日に死亡しているという。そうなったのはなぜなのか。黒幕がいるのか。PETEというアンドロイドの力を借りつつ、高倉は謎を追う。

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 原作未読ではありません。「夏への扉」は私が読んだことのある数少ないSF小説の中でも最高に面白い作品だと思っております。

 その作品を日本が実写化するだと!? こんな愚かしいことが現実になるだと!?

 どうせ目も当てられない愚作になるんだろうなあと予想して、このブログで荒れた感想を書いて口汚く罵ってやろうと決意していました。

 ところがですね、意外ときれいにまとまっていました。最近クソ映画をいっぱい見ていたのでだいぶハードルが下がったかもしれません。悪い部分がないのかというと、いっぱいありまして、PETEが走る場面です。おまえよぅ、ゴジラVSキングギドラよりひどいやんけ。もっとどうにかならんかったんですか。

 あと、タクシー料金が1760円だったのですが、近いな! 20分に満たない走行距離ですよ。物価がだいぶ安くなっているのでしょうかね。

 金(Au)の価値が暴落したのはなぜでしょう。

 2025年の未来都市描写はけっこう現実的だなと思いました。我々の時代よりも進んだ1995年から30年過ぎると……ありえる! という感じです。看板や標識のデジタル表示は、西鉄の駅が近い印象ですね。作中では阪神大震災も経験していますが、けっこう社会問題に触れていないので明るい未来なのでしょうね。明るい未来大好き!

 ご自分の目で確かめてください。スマホを落としただけなのにとか一度死んでみたとかに比べたらマシです。見れる作品になっています。

 そうですね、なんといってもピートが最高にかわいいですね。ピート最高! ピートを演じている猫は2匹いましてパスタとベーコンという名前だそうです。グローバルアニマルアクトという事務所に在籍しています。ホームページで写真を見ることができるので皆さんも見ましょう。パスタとベーコンの演技、最高! 璃子の顔に自分の顔をすりつける場面がマジ最高! それでこそ愛猫ですよ。アニメに出てくる猫は、間違った描写があって気になりますけどさすがに実写はちゃんとしていますな。

 ピート役のパスタとベーコンに2021年度の最優秀助演男優賞を差し上げましょう。

 アメリカさん! 「夏への扉」実写映画化を本場の力で見せつけてくだせえ!