2021年6月公開
監督:松木創
原作:五十嵐貴久
脚本:三浦希紗
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あらすじ:愛した男の眼や鼻などを取り除き、死なせずに生かすリカは自称28歳だ。警察に逮捕されたものの、警察病院で看護師を殺害して逃走したのだった。邪魔する者たちを次々と殺害して次に愛する相手を探すリカは、上司の許可を得られず単独で捜査する奥山刑事(市原隼人)の罠にかかる。ところが、その奥山もリカによって殺害されてしまい、奥山の恋人である青木孝子刑事(内田理央)が仇を取るために行動を起こした。青木は梅本尚美刑事(佐々木希)の協力を得ながらリカをおびき出した。左眼をリカに奪われた青木だったが、最後は梅本によってリカは捕縛された。
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なんだか面白そうじゃん。ただそれだけで観ました。
そして、激しく後悔しました。
開始早々にこの映画が何かの続編なのではないかと察知した私はスマホを取り出してポチポチと調べたのでした。ちなみにこのとき劇場内は私一人だったのでスマホをいじっても問題ありません。
原作が存在していて、それをドラマ化して、今回はその続編なのだということを理解した私はさらに後悔しました。
やっぱり多少は前情報を調べた上で映画を観るべきなんですね。やっちゃいました。
びっくりするくらいのクソ映画なんですけども、ほんとにゴミ糞映画なんですけども、何から何まで本当にひどくて、佐々木希の演技がびっくりするくらい棒ですし、リカ役の高岡早紀も説明セリフばかりですし、もうやってられません。編集もひどいし、何もいいところがありません。
我慢できずに劇場を出ようかなと真剣に悩みました。
しかし、いいところがありましたよ!
なんと! 大勢の警察官に囲まれたリカが口裂け女よりも速く走って逃げていったのです。警察は置いてけぼりを喰らいました。もう、この場面だけで観る価値があると思いませんか。
それだけじゃありませんよ。
拳銃を構える青木刑事の頭上をリカが飛び越えたのです。そのときの掛け声が「ヒャッ!」でした。さらにさらに、リカは高い壁をよじ登って、青木刑事から逃れたのでした。純愛モンスターとは言いますが、ほんとにモンスターでした。
ドラマでもこんなことをやっていたのでしょうか?
リカのこのアクションは80分を経過したあたりなのでそれまでは観なくていいと思います。