2000年8月日本公開
監督:トレイ・パーカー
脚本:トレイ・パーカー、マット・ストーン、パム・ブラディ
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あらすじ:アメリカの田舎町サウスパークに住むスタン、カイル、カートマン、ケニーはカナダのコメディアン:テレンス&フィリップが大好きだ。主演映画「燃えよ肛門」が公開されたので劇場で鑑賞したところ、劇中の汚い言葉に染まっていく。Fから始まる言葉を覚えるなど汚い言葉遣いに染まる少年たちの状況に怒った親たちは抗議行動を起こし、やがて米加戦争へ発展する。一方、地獄に落ちたケニーはサタンや処刑されたサダム・フセインと出会う。サダムは地上の征服を企んでいた。そのきっかけが、アメリカで逮捕されて処刑を待つテレンス&フィリップにあるという。スタンたちはテレンス&フィリップを救出するため行動を起こそうとする。
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汚い言葉を最も多く使っている映画としてギネスに登録されているそうです。
これまで何度も見た作品なのですが、初めて気づいたことがあります。テレンス&フィリップが燃えよ肛門で「ビッグファッカー」と言っていると思っていたら、なんと「ピッグファッカー」だったのですね。私の人生の中で見た回数が最多と思われる作品ですが、今になっても新しい発見があるのでした。
あと、もうひとつ気づいたのですが、スタン、カイル、ケニーは下の名前で呼んでいるのにカートマンは苗字ですね。この距離感に今さら気づきました。
さらに気づいたのですが、サダムの頭頂部が薄いですね。
世間では外出禁止で楽しいことはいっさいしたらあかん状態ですよね。だから、サウスパークのDVDを見ておうちで過ごすしかありません。ブリトニー・スピアーズのCDは持っていません。2021年においてもこの作品は色褪せませんね。
改めて申し上げます。
この映画は最高です。検閲や差別などの問題、戦争の悲惨さ、他人を傷つけることの愚かさをメッセージとして込めておきながら、耳に残る音楽の数々は口ずさんでしまいますし、それらがすべてバカバカしい、しかもこれらをわずか81分に収めた……最高の天才です。トレイとマットは天才です。
スタンが勢い良くゲロを吐きますよね。あのような勢いのあるゲロを吐く映画に駄作はありません。本作が名作である証拠のひとつです。
心に残る名台詞の数々がありますよね。普段使いしやすい名言ばかりです。「邪魔やどけ」から始まり「みんなまだ歌ってましゅ」で終わりますよね。本当に最高じゃないですか。
耳に残る音楽の数々がありますよね。もう一度申し上げますが普段から口ずさんでしまいます。「鳥が空飛んでる~」から始まり「みんなで手を取って輪になろう」で終わります。本当に最高じゃないですか。
こんな作品を私は生涯のベスト映画としています。本当に生涯ベストです。旅行中にヒッチハイクしている女の子を車に乗せたことがあって好きな映画を聞かれたときサウスパーク無修正映画版を答えたらきょとんとしていました。知らない作品だったようです。
ではここでサウスパークの登場人物をエヴァに当てはめてみようと思います。某T氏のキャスティングを参考にしました。
スタン:マリ
カイル:シンジ
ケニー:レイ
カートマン:アスカ
グレゴリー:赤木
シーラ・ブロフロスキー:ゲンドウ
ブライアン・ボイタノ:カヲル
ウエンディ:葛城
カナダ軍:WILLE
クリストフをカヲルとしたほうがしっくり来ますかね。スタンをマリとするのは無理があるのですが、カイルをシンジにしたほうが「カイルのママはビッチ」がめちゃくちゃ映えると思います。「シンジのパパはヤリチン」ですね。シンジのパパはヤリチンをどうしても生かしたいので、キャスティングは上記のとおりにお願いします。
シンジ「人類補完計画を進めるオトンなんか嫌いや。ただのオトンがええ」
NERV職員「ああ、かわいそうな子や」
このあとカートマンが暴走するわけです。
シン・エヴァも最後はサウスパーク無修正劇場版みたいに世界が元通りになればいいのですが。そうなるとレイが犠牲になるのですか。うーん、世界のためならやむを得ません。
シン・エヴァのエンディング曲は宇多田ヒカルさんに「ブライアンボイタノだったらどうする パート2」をお願いしたいですが、もうすでに曲が発表されているので覆らないですね。
はい、というわけで、シン・エヴァの公開を待ちます。