やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

映画「オフィシャル・シークレット」鑑賞感想

ポスター画像

2020年8月日本公開

監督:ギャビン・フッド

脚本:サラ・バーンスタイン・グレゴリー・バーンスタイン、ギャビン・フッド

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あらすじ:2003年2月、英国諜報機関GCHQで働くキャサリン・ガンは米国NSAから届いたメールに疑問を持つ。国連加盟国代表団が米国のイラク攻撃に賛同するように画策することを要請する内容だった。キャサリンはそのメールを印刷して外部に持ち出し、友人の反戦活動家に渡す。メールのコピーは英国紙オブザーバーに渡り、ついには紙面に掲載された。GCHQではメールを漏らした者を探して、キャサリンが自白する。そして、彼女はロンドン警視庁に拘束された。果たして、彼女は起訴されて有罪となるのか。

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 バイスと同時上映したら面白い作品です。どちらを先に見るか、少し悩ましいですね。オフィシャル・シークレットを先に見て「一方その頃D.C.では」という感じでバイスを見たらますます楽しい映画体験になりそうです。見る順番が逆でも同じくらい面白いでしょう。

 今作は、キャサリン・ガンの家庭事情も絡んでいて少々複雑です。その家庭事情が中東情勢に関係しています。

 しかも、キャサリンGCHQに就職する前の経歴はなんと日本で英語教師をやっていたとのことです。さらに、その場所は広島でした。作中で、GCHQの内務調査官がキャサリンを尋問をしたとき、「平和祈念資料館を見学したのか」とも質問していました。キャサリンはあの平和祈念資料館を見学したそうです。キャサリンがメールを暴露した動機のひとつとして広島の原爆が関係しているのかもしれません。

 平和祈念資料館が役に立ちました。無駄じゃなかったんです。祈念じゃなくて記念か……

 それにしても、GCHQがキャサリンを雇ったことこそミスですよね。経歴を調べずに雇ってしまったのでしょうか。

 英国の法廷ドラマは今まで見た記憶がありません。あちらさんの法廷はこんな感じなんですね。被告が檻みたいなものに入った状態で、弁護側と検察が戦う形なんですね。その檻から弁護人と検察を見下ろしています。

 法廷というものは、被告の有罪無罪を争うというよりも検察の主張が正しいかどうかを審議する場なのだと学んだことがあります。でも、今作の法廷では被告が常に真ん中に立たされて裁判の行方を見守るようになっているので検察の主張よりも被告の有罪無罪を争う形にしている感じがします。

 最後はまさかの展開となりますので、ぜひご覧ください。