2016年12月米国公開
監督:セオドア・メルフィ
脚本:セオドア・メルフィ、アリソン・シュローダー
原作:マーゴット・リー・シュタリー「Hidden Figures」
音楽:ファレル・ウィリアムス、ハンス・ジマー、ベンジャミン・ウォルフィッシュ
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あらすじ:1961年バージニア州、白人と黒人の分離政策が続いていた。そんな中優秀な黒人女性のキャサリン、ドロシー、メアリーはNASAのラングレー研究所で差別を受けつつ職務に就いていた。ソ連がスプートニクや有人宇宙飛行に成功する中でNASAへの圧力が高まる中、彼女たちの奮闘は続き、それはマーキュリー計画成功へとつながっていく。
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ソ連の宇宙開発に米国が遅れを取った原因がこれだったというわけです。ソ連はおそらくですけど、優秀な人材であれば誰彼かまわず開発に携わっていたのでしょう。一方で米国は白人、しかも男性ばかりのグループで四苦八苦していたわけです。
今の米国はアジア系に対する差別がひどいようですね。何が自由の国だ。
印象的だったのは、州兵の黒人男性がキャサリンに女性蔑視のような発言をするあたりです。黒人だって差別しているわけですよ。ただ、そんな彼も、NASAの白人たちも意識を少しずつ変えていくのでした。
私だったら、自分の立場が脅かされる恐怖を抱いてしまいます。優秀な他者に自分の居場所を奪われてしまうのではないか。そんなことを考えながら鑑賞していました。
最後のコーヒーの場面ですが、泣きました。
ぜひご覧ください。