2015年8月日本公開
監督、脚本:セス・マクファーレン
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あらすじ:タミ・リンとテッドの結婚後の生活は荒れていた。それをなんとかしようと子供を作ることにした。その過程でテッドは法的に「もの」でしかなく結婚は無効だとされた。テッドは法的に人間と認められるため戦う。
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なかなか映画館へ行くことができずにいたらTed2の公開が終わりそうになってしまいました。なんとか間に合いましたが。
前作並に下品ですね。下ネタと薬物ネタはあいかわらずひどいです。下ネタはいいんですよ。ゲラゲラ笑っていられます。でも、薬物ネタはあかんと思うわけですよ。大丈夫なんですかね。心配です。
葉っぱの草原が広がっているのはかなり笑わせていただきましたが。
ところで、予告にあった、テッドたちの乗る車を追いかけていた車に何かあってテッドが「元気そうに手を振っている」が本編になかったです。けっこう重要な場面じゃないかなと思うのですが、カットされていましたね。
下ネタや薬物のほかに、黒人や白人にかかわる用語も出てきました。これが今作の主題となるわけです。黒人が白人を「白ニガー」と呼ぶ場面がありまして、まさかそれをテッドがたしなめるという。そんなこと言っていいの?みたいな。
テッドを人間として認めさせる裁判の過程で何度か黒人奴隷について触れます。奴隷がテッドみたいに「もの」だった時代ですね。
なるほどなあ、黒人奴隷と絡めてくるんだなあ、と思いました。
とはいえ、白ニガーから始まって人種の差別用語をさらっと使います。用語を使うことと、実際に差別することとは違うわけですね。
それにしてもテッドたちが下品なだけだったらまだいいんですけど、家宅侵入や暴行などけっこうひどいことをやってますよ、彼ら。人間として認めてもらうとかそれ以前に行いが悪いあたりは笑えませんでした。
コミコンの場面でおっさん2人が若いヲタをひどい目に遭わせているのも笑えませんでした。まさか、やられた彼らの仕返しがあるとは思いませんでしたが。
コミコンなどの場面ではやたらとトランスフォーマーが出てきます。どちらもマーク・ウォールバーグですからね、変な感じがしました。
そんなこんなで、裁判では負けたまま人間とは認められなかったけどそんな関係ない、誰が何と言おうとテッドは人間だという終わり方かなと思っていたら無事法的に認められました。
タミリンなんですけど、もうちょっと抑え気味の髪と化粧ならかなりかわいくなるんじゃないかなと思っているんですけども、子宮の映像はひどかったですね。ドン引きです。
というわけで、次回作もありそうですし、また観たいです。いつまでも下ネタと薬物ネタではまずいので、何か違うこともしないといけませんね。