2013年アメリカ
監督:スティーヴ・マックイーン
脚本:ジョン・リドリー
原作:ソロモン・ノーサップ
音楽:ハンス・ジマー
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1841年ニューヨーク州サラトガに妻や子と暮らす自由な黒人:ソロモンがいた。バイオリン奏者として生計を立てていたがある日2人の白人にだまされて奴隷として南部に送られた。プランテーションで過酷な生活を12年間強いられる。
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当時の黒人奴隷にも日曜日や休憩時間があったんですよ。そうなると今の日本は奴隷以下の労働をしていませんか。肉体的な虐待は無いとしても、現代の労働者は当時の奴隷と変わらないのではありませんか。
精神的に追い詰められている日本の労働者が鑑賞するべき映画かもしれません。
作中の黒人たちは心まで奴隷となっています。白人に反抗しません。ただひたすら労働を続けて、虐待されるだけです。なんか、この感じも現代の日本人だな、と。
そんなことを考えながら観ていました。すると全然落ち着かないのでした。
映画そのものも最後はソロモンの没年が不明と出るし、家族のところへ戻ったとはいえ良い終わり方ではありません。ソロモンだけ助け出されて残った黒人たちは救われていませんし。
実際に黒人奴隷はこのあとも続きますし、今でも黒人差別が問題になっています。
人類って・・・・・・めんどくさいな・・・・・・と思ったのはここだけの話です。