やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ANNIE/アニー」(字幕)感想


2014年1月日本公開
監督:ウィル・グラック
脚本:ウィル・グラック、アライン・ブロッシュ・マッケンナ
音楽:グレッグ・クスティン
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あらすじ:現代のニューヨーク、4歳のとき捨てられたアニー(クワヴェンジャネ・ウォレス)はバニガン(キャメロン・ディアス)の運営する劣悪な施設で4人の少女たちと暮らしていた。ある日、アニーはスタックス(ジェイミー・フォックス)に危ないところを助けられた。スタックスは携帯電話会社を経営していて市長選に立候補している。選挙参謀は伸び悩む支持率のためにアニーを利用しようとした。
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 去年から映画館で何度も予告を観ています。そのたびに「tomorrow」を聴いて少し泣いていました。今回もちょっと泣きました。
 ちなみに、初めてのアニーなんですよ。ぼんやりとあらすじを知っているだけです。
 たいへん良かったです。ミュージカル映画となると歌う場面で流れが止まって物語が進まない、映画が長くなってしまうイメージがあります。でも、今作は全然そんなことがなくて、短い時間でサクサクお話が進んだ感じです。ふたを開けてみたら118分あるんですね。もっと短く感じましたけど。
 常々、映画などは我々に現実で起こりえないような夢を見せてほしいと申しております。今作はその夢を見させてくれました。あー、玉の輿に乗りたいわー。違うか。
 ただ、バニガンがこのあとどうなったのか、アニーはこれから先本当に幸せになれるのか、バニガンのところに残った4人の少女の行く末は……そのあたりは見せていないわけです。
 その先はご想像にお任せするというわけですね。ドアは自分で開けろってことです。
 アニー役の演技がうまいですなあ。またすごい子役が出てきたんじゃないですか。
 バニガン役のキャメロンディアスもすべてを捨てた演技でした。キャメロンディアスが作中で一番がんばった役者かもしれません。
 ところで、現代でもアメリカは識字率が低かったりするようですね。アメリカの抱える貧困層識字率と、まさか携帯電話の問題を提示してくるとは、この映画は面白いところを混ぜてきたなあと思います。さて、ゴーン・ガールにもあった場面ですが、アメリカの方々はあんなに気軽にツーショットをしようとするものなのですか。そういうのはよくないよという形でカメラ撮影の場面を演出していますけど、あまりにも気軽すぎます。
 あと気になったのは、ジェイミーフォックス歌うまいなあというのと、パーティ用の化粧をしたグレースがブサイ……いやなんでもないです、あと、全体的に説明不足かなという点です。
 というわけで、初めてのアニーでした。
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