やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ピーターラビット」吹替鑑賞感想


2018年5月日本公開
監督:ウィル・グラック
脚本:ロブ・ライバー、ウィル・グラック
原作:ビアトリクス・ポター
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あらすじ:イギリス湖水地方、畑を守るマグレガーが亡くなった。畑と家を相続した甥のトーマスはうさぎのピーターたちを排除しようと奮闘するが、隣人のビアと恋に落ちる。ビアはピーターたちのことが大好きだ。そのためにトーマスはビアにバレないようにうさぎと戦う。
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 ホームアローンのような感じですね。ビリビリ感電したり罠になまったり。原作の絵本を知らないので、鑑賞した方の「仁義なき戦いみたいだ」とか「とても子供に見せられない」などがわからなかったりしますのでその点はご了承願います。ビアが描いている絵が唯一の原作準拠の点だったりしますかね。
 さて、感想ですが、食べ物を粗末にする場面が多く、食物アレルギーのトーマスを平気で殺害しようとしたり、やりたい放題です。アレルギーの知識がうさぎにあるわけないし、手段を選ばないというか知らないだけですね。
 トーマスはうさぎの命を奪うことにほんの少しだけ躊躇いますが、うさぎ側は容赦ありません。本気でトーマスを殺そうとしています。ピーターは、心臓発作で死んだマグレガー爺さんを自分が殺したことにしてそれを誇ります。マグレガー爺さんは頑張って畑で野菜や果物を育てているのに、それを荒らすうさぎ、そのうさぎが憎いのは当たり前でしょう。その事情を知ってか知らずかビアがうさぎに肩入れするのも不快です。
 そもそもうさぎはイギリスグレートブリテンにとって外来種なんですね。うさぎの影響で樹木が育たないようです。
 なんだこれ。
 ピーターラビットの世界観を壊しているとかそれ以前に不快な作品です。
 うさぎのCGはすばらしいです。
 ちなみに、イギリスではダイナマイトが市販されているのですか?