大和ミュージアムは楽しいです。1日かけて回ってもよいほどです。
左の赤い弾丸が四六センチ三式弾。
零式艦戦六二型。
二式魚雷。
甲標的甲型。真珠湾攻撃の際に活躍したものです。生存率がけっこう低くて、正直特攻兵器に近い印象を受けました。特攻兵器ではないのですがね。甲標的というのは、特殊潜航艇です。母艦から出撃して敵艦船に肉薄して魚雷を発射するものです。人力の誘導兵器といったところでしょうか。
大和ミュージアムといっても、大和の展示だけではありません。呉で建造された艦船が紹介されています。事業主体が呉市であり、正式名称は呉市海事歴史科学館です。
太平洋戦争は起きてはならなかったが歴史上の事実として向き合い、しかし、大和建造という悲劇を糧としてその後の大型タンカー建造その他日本の工業の礎となったことを紹介しています。戦争美化は決してしないという姿勢が随所にありました。ただ、一方で大和を観光の目玉として据えているのも、それはそれ、ということでしょう。
館内を観てまわると、涙腺が緩みました。展示物で鳥肌が立ったし、感極まりました。
艦これをやっている最中だから興味を引くものばかりなのは当然です。
それに、客船の紹介もありまして、それらの展示でさらにテンション上がりました。そのあたりはやはり、戦う船よりも実際に乗る機会のある旅客船を好んでいるということです。
ぜひ、皆さんにもご覧いただきたい。おすすめです。
駅から歩いてすぐ、となりには鉄のくじら館などがあります。
その4へつづきます。