やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「青い塩」を観てきた感想(ネタバレ)



あらすじ:ドゥホン(ソンガンホ)はヤクザの幹部だったが足を洗った。故郷のプサンに戻り、レストランを開くために料理教室へ通っている。ドゥホンが抜けた組織では組長が何者かによって交通事故で殺害された。
 料理教室では、少女セビン(シンセギョン)と出会う。だが、セビンは実はドゥホンの動向を監視するために接近してきた調査屋だった。セビンはもともとアジア記録を持つほどの優秀な射撃選手だったが、恩師の事件がきっかけで闇の世界に身をやつしてしまっている。
 ドゥホンは一部から次期組長を望まれていたために命を狙われることとなった。セビンもドゥホン暗殺を命じられる。しかし、ドゥホンとセビンは少しずつ惹かれあっていた。そのためにセビンは悩む。

 この映画はクソでした。どうしてこんな映画を選んで観てしまったのか、今となっては反省しています。観ようと思った理由は、ヒロインのセビンがかわいかったからです! すみませんでした!
 だってさあ、童顔のかわいい女の子が暗殺者役なんですよ。革ジャン着て、バイクに乗って、銃の天才で、そういうキャラが大好きな私としてはもう無理でした。観るしかなかったんです。
 どういうふうにクソだったかというと。セビンがどこかに忍びこんだら敵がやってきたことがディスプレイに映し出されて驚く場面があります。その場面の続きはどうなるのかというと、一切出てこないんですよ。これって、編集ミスとしか言いようのないものだと思うのですが。
 わけのわからない場面転換とか多いです。ドゥホンは元ヤクザとは思えませんし高潔なヒーローにしか見えませんし。
 130分くらいあるのですが、早く終われと強く願いました。
 ドゥホンが突堤でセビンに銃を向けられる場面があります。セビンは自分の気持ちを抑えて暗殺しようとしているのです。そのあと、再会した二人は、銃を向けられた、銃を向けてしまった、という関係であるにもかかわらず何事もなかったかのように付き合うのです。意味がわかりません。
 最後はどんなふうに終わるのかというと。セビンには調査屋をいっしょにやっている女の子ウンジョンがいて、ドゥホンには子分の男エックがいます。セビンはしかたなくドゥホンを銃殺する状況に追い込まれます。セビンは2発をドゥホンに撃ちこみます。そのあと、ドゥホンは生きていたのですが。そのあと、セビン、ウンジョン、ドゥホン、エックの4人がドゥホンの夢だったレストランをいっしょにやっているという終わり方でした。なんじゃそりゃ。ウンジョンとエックに絡みは何もなかったはずなのに、いきなりこの2人がイチャイチャしてますし。わけがわかりませんよ。
 もしかしてこの映画はドラマの総集編なのかな、と思えます。
 久々にひどい映画を観ました。セビンにだまされて観てしまいました。セビンはかっこかわいいですけど、それ以外に良いところがありませんよ。