やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「カラオケ行こ!」鑑賞感想

ポスター画像

2024年1月公開

監督:山下敦弘

原作:和山やま

脚本:野木亜紀子

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あらすじ:中学校で合唱部部長を務める岡聡実は、コンクールの直後に暴力団若頭の成田狂児からカラオケに誘われた。毎年開かれる組長誕生日会カラオケ大会で最下位になると組長直々に醜い入れ墨を彫られてしまうから歌い方を教えてほしいのだという。そこから中学生の男子とヤクザの奇妙なカラオケレッスンの日々が始まるのだが、果たして。

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 めっちゃ面白かったです。ぜひご覧ください。

 聡実くんの傘がほしいです。あんな傘なら大切にできそうです。何度もコンビニ傘を買わずに済みそうです。あと、私もカラオケの指導を賜りたいです。プロになるつもりなんてこれっぽちもないのに、下手ではないがプロには程遠いと言われたことがあります。私に向いている歌も教えてもらいましたが、その歌はけっこう周りと被ります。

 聡実くんの部活動は命をかけた本気の活動なんですね。ヤクザなんて所詮はヤクザなのでございますよ。成田狂児はおまけでしかないのです。そのおまけのヤクザがめちゃくちゃ面白いのですが。コカイン星のシャブ星人て。

 小林の手の甲に彫られた化け猫は見えてしまうたびに笑ってしまいました。

 同じ部活にいる和田くんもめっちゃ良いキャラですね。まっすぐすぎて、愛のある歌い方なんてあと5年くらいはできそうにないですね。

 クライマックスの紅が最高です。そう来たか! いや、でも、こう来なくっちゃダメなんだよね。

 大阪が舞台なのですが、大阪で撮影された部分はいっさい無いということでよろしいでしょうか。ミナミ銀座のような場所は西成のことなのでしょうけど、臓器を抜かれる裏路地が大阪のどこかにあるという話は聴きました。今はもうないようですが、実際は作中のミナミ銀座みたいな路地なのだろうなあと思いました。

 カタギには手を出していただきたくないし、聡実くんはできるだけ狂児と距離を置いた人生を歩んでほしいですね。ヤクザに対する締め付けはいまだに厳しくなっていますからね。絡んでいたらまとめて逮捕されてしまうかもしれません。

 カラオケ行きたい! 誰か、カラオケ行こ!