あらすじ:1985年「フライトナイト」のリメイク。吸血鬼のジェリー(コリンファレル)がラスベガス郊外の住宅街で次々と人々を襲う。ジェリー宅の隣人のチャーリーがジェリーの正体を知ってしまう。ジェリーもチャーリーに知られたことに気づき、彼を襲う。チャーリーは友人から聞いたヴィンセントという吸血鬼に詳しい人物に助けを求めるが、ヴィンセントはチャーリーを突き返す……
リメイクだったんですね、知りませんでした。
まず、結論から言うと面白かったです。3Dと2Dがありますが、2Dにしました。
前半はホラー、後半はアクションです。前半はけっこう緊張するくらいの怖さがあって、後半は派手なアクションです。グロさはそれほどでもないので、苦手な人でも大丈夫なはずです。
ジェリーが何者なのかだいぶ早い段階から明かされます。しかも、明かされている段階からジェリーは暴れています。ガンガン血を吸っていくわけです。チャーリーに正体を知られたからには容赦しないという感じでした。チャーリーの家族と恋人にもさらっと襲いかかるのです。お話がそういう感じでトントン拍子です。
観ているこっちは恐怖を味わったあと、トントン拍子のアクションですっきりさせられる感じです。楽しいですよ。
前半では意味の分からないセリフがいくつかあったのですが、まあ、深く考えませんでした。きっと私が鈍かっただけなのでしょう。よくよく考えると、ジェリーの正体とか町で何が起こっているのかをどうにかこうにかはぐらかしているのかな、なんて。
チャーリーの恋人がとても良い娘さんです。チャーリーが、自分はダサいから彼女に気に入ってもらうためにちがう自分を見せようとするけど、そんなことはしなくていいよ、って。キャー!本当にいい娘さんですよ。そんな彼女も犠牲になりますけどね!
その彼女が犠牲になった姿を見て涙を流すチャーリー、そんな彼が漢になりますのでご期待ください。
ヴィンセントについては、酒を飲みすぎです。にもかかわらず酔っぱらっていませんが。ヴィンセントと同棲しているのか助手なのかいっしょにいる女性のやりとりが面白いです。
というわけで、フライトナイトは軽い気持ちで観ましょう。3Dが気になるところですが、おすすめです。観てください。