映画「ミッション：インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を観た感想

MISSION: IMPOSSIBLE-PH

　新年、映画館で観た映画2本目はミッションインポッシブルとさせていただきました。
　直前にワイルド7を観ていたので、その差は歴然でした。かなり楽しめました。手に汗握るとはこのことです。
　刑務所からの脱出。
　クレムリン潜入。
　ブルジュハリファ登り。
　砂嵐の中の追撃。
　立体駐車場での格闘。
　それぞれがしっかりと視覚で訴えかけてきてくれるので、説明セリフてんこ盛りのワイルド7とは全然ちがいましたよ。すみませんね、ワイルド7との比較ばかりになってしまっていますね。
　今回は、あるブツが盗まれてしまって使われてしまうかもしれないという事態を解決するためイーサンハントががんばります。そのイーサンを手助けするのがサイモンペッグなんです。サイモンペッグは良い味を出しますなあ。裏方だったスタッフが表舞台でイーサンといっしょに動き回る、それがうれしくてたまらないからキャッキャッしてます。それなりに緊張もしていますけど。
　さて、悪い部分ですが。
　ブルジュハリファは世界一高いビルです。それを登らないといけなくなりますけど、世界一高いというのがいまいち伝わってきませんでした。ブルジュハリファの影が見える場面とか、ブルジュハリファがある都市を遠巻きで見たときの景色は良いんですがねえ。
　イーサンと偶然合流することになったジェレミーレナーなんですが。過去にイーサンとの因縁があります。それを彼の中で引きずっています。でも、いまいち今作との関係が薄いのです。それならいっそのこと今作にその因縁を入れてこなければ、ゴーストプロトコルはだいぶすっきりしたのではないでしょうか。
　最後の最後、ミッションがすべて終わったあとのエピローグみたいな場面、まるまるいらないと思いますけど。
　まあ、でも、安定のミッションインポッシブルです。トムクルーズの体を張った、痛々しいところもあるアクションをお楽しみください。