- アーティスト: オムニバス
- 出版社/メーカー: SMAR
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: CD
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漫画を読んでいない、ドラマを観ていないということで、予備知識はほとんどなく、それに今回の作中でもドラマを知らないとわからない部分が少しありますが、大丈夫です!
まず、前半は笑えますなあ。藤本役の森山未來がめちゃくちゃ動きますから。欲を言えばタップダンスを見せてほしかったです。森山未來はタップダンスがうまいので。後半はシリアスですね。
森山未來は腐っても森山未來なわけで、かっこいいです。見た目だけならモテないわけがないのですが、藤本というキャラが嫌なヤツなんですなあ。感情移入できないし応援する気にならない、いや、森山未來の演技がそうさせているのです。
ちなみに、作中ではそんなにモテてるわけではないですね。一応、ずっと長澤まさみと付き合うか付き合わないかという話が進むだけですし。
笑えたのは、麻生久美子です。「私って重い?」という重苦しい、ヤンデレのような女を演じているわけですが。
麻生久美子が森山に告白しました。すると、森山はあなたとは付き合えませんみたいなことを言うわけです。その理由が、「重い」から。森山は離れていこうとするのですが、麻生久美子が追いかけるのです。それはそれはもう泣き喚きながら。森山を捕まえて、すると森山が転んで、その上にのしかかるのです。ここで私は内心ゲラゲラ笑っていました。一応映画館ですし、笑っているのが自分だけだったら恥ずかしいですから? 森山にのしかかる麻生が「私ってそんなに重い?」って、そりゃあ重いでしょうよ。藤本という男の好き嫌いに必死であわせようとするわけですな、音楽の趣味とか。大泣きしながら肩をヒクヒクさせながら「あなたに合わせるから」って。重いわ〜。あー、でもー、こんな女性に追いかけられてみたいかも。
この映画では4人の女性が出てきて森山未來が4人と接しますが、実質3人ですが、その中では麻生久美子が演じた女性が一番……。真木よう子にもモテるのかと思いきや応援してくれるようになるだけじゃないですか。からんでこないじゃないですか。めっちゃきれいな飛び蹴りを森山未來にキめていましたが。
そのあと、麻生久美子が森山のことを吹っ切ることができるのですが、牛丼屋で牛丼を食べるシーンがあります。このときがかわいいですな。
あとは前半のパフュームといっしょに歌って踊るシーン。いいですね。上がりますね。さすがは森山未來ですね、動きますね。いい役者ですよ。
まあ、でも、長澤まさみとの結果が少々気に入らないです。ネタバレですけど、ゴールインします。付き合いはじめるようです。えーっ、そんな終わり方でいいのかよ。モテキなんだから、モテるだけで終わればいいと思ったのですが。
藤本という男が成長してないでしょう、だからあの終わり方はアカンです。長澤まさみが自分を正当化「正しいと思ったことなんてない」と言ってたときは(そりゃないよ)と思いましたけどね、やっぱりクソビッチじゃん。
エンドロールがすごく良い! 凝ってました。エンドロールのこのラップ、どこかで聴いたことあるなあと思ったら友達の車の中でした。