やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ランゴ」を観てきた感想

ランゴ オリジナル・サウンドトラック

ランゴ オリジナル・サウンドトラック

 あらすじ:人間に飼われているカメレオン。その人間の車から水槽ごと落ちてしまった。そこは砂漠のど真ん中。モハベ砂漠をさ迷うとトカゲと出会い、いろいろな動物の住む小さな町まで運んでもらった。カメレオンは名無しだったが、ランゴと名乗り、伝説のガンマンのふりをする。偶然にも鷹を倒すことに成功して町の保安官になるのだが。
 アニメです。ランゴ役はジョニーデップですな。監督はパイレーツオブカリビアンの人だそうで。
 カメレオンの動きはモーションキャプチャーとかいうものを使用して、ジョニーデップが演じているので、何かジャックスパローのようにも見えました。気のせいでしょうか。
 それで、話としては、西部劇です。町は慢性的な水不足でして、水を預ける銀行があります。そこの水が盗まれて、ランゴが見つけにいくというものでした。
 何やら観たことのある場面があるなあ、と思っていたら、やはり数々の西部劇のパロディがあるようです。西部劇以外でも地獄の黙示録ワーグナーが流れたりしますよ。この映画ランゴは音楽がとても良い作品でもあります。
 さらには、西部の精霊とかいうものが出てくるのですが、どう見てもクリントイーストウッドでした。まじめな場面なのでしょうが、笑えます。
 ランゴは演技こそ得意ですが、それ以外は何も能力がありません。演技力で危機を乗り切り、自分ではない何者かをずっと演じ続けています。最後の最後までそうでした。偶然が重なることで危機を乗り越え、主人公フィールドが発生することでさらなる危機の回避にも成功しています。
 それでも、なんだかんだでランゴは必死で演技をして、自らの力で町を救うことになります。そういえば、同じ日に観た映画「スマグラー」も主人公は役者を目指していたということで演技で危機を乗り越えていましたなあ。
 アクションも良かったです。コウモリの大群が逃げるランゴたちを襲う場面とか。ただ、いろいろな種類の動物が出てくるにしては、その動物の特性を生かした演出はなかったので残念かな。
 気になるところは、地下の謎の巨大な目ですが、あれは何でしょうか。結局、話にからんでこなかったのですが。
 ランゴを演じる名も無きカメレオンと音楽が良い映画です。なかなか面白いです。