やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

蒼穹のファフナーをがっつりと

 某氏2人が「ファフナー面白いから観ろよ」とおっしゃるので、今さらながら観ました。04年のアニメかな。
 観た順番は7、8、9、1、4、5、6、10、11、12、13、14、15、2、3、16〜最終話→RIGHT OF LEFTです。
 レンタルDVDで観たのですが、1〜6の巻が借りられていて先に7話以降を観たら、今度はDVD不良によって2と3話が再生できないという事態に陥り、こんなおかしな順番になってしまいました。
 さて、15話まで観たところで正直つまらんかったです。こんなもんかな、って。子供たちがあまりにも過酷な状況に置かれていて、それはこっちもけっこう辛かったですけど。
 ただ、2、3話を観たところからすべてがつながった気がしました。子供たちみんなで写真を撮った瞬間泣いてしまいました。このあと彼らがどうなるのか知っているのですから。真矢が写真を撮ったときのことを思い出す話もね。
 13話くらいから状況が好転しますよね。生徒会長、サクラ、マモルが加わることでね。そのあたりでは観ていて安心してしまったんです。これであまりつらい思いをしなくて済むんだな、と。ところが、18話以降、今までにない過酷な状況に転んだところで安心していた分、つらさ倍増になりました。いったん楽にさせておいてそこからの突き落としですよ。
 マモルがゴーバインのお面を取ってファフナーに乗ろうとしたときなんか「それは死亡フラグだ!」と叫んでしまいましたし。彼はやっぱり死んでしまって、その死に方も壮絶でした。
 マモルが死んだあとで、次は生徒会長の番かなと思ったのですが、意外にもサクラが死んで(死とはちょっとちがうのかな)、ミチオが死んで、少々驚きました。
 さて、声優ですが。ゆかなはええ声してますな。もしかしたら声優としてはゆかなの声が一番好きかもしれません。あと、真矢役の松本まりかの舌足らずぶりにはびっくりです。声優をやっていたことにもびっくりです。松本まりかはもともと劇団新感線の舞台に立っていたヒロインとして知っていたのですが、声優でこんなに舌足らずを披露していたとはねえ。
 私は車の中でいつも音楽を流していまして、基本的に歌っています。今日、会社帰りの車の中で「あ、久々にshangri-laを聴こう」ということで歌ってみました。そしたらね、歌いだした瞬間たいへんなことになったんですよ。なんと、泣いてしまってまともに歌えませんでした。間奏で「ウソだろ、マジかよ」とつぶやいて、赤信号で目を手で押さえたり。こんなことは中学の卒業式で校歌を歌ったとき以来ですよ。
 まさか、私はここまでファフナーにのめりこんでいたとはねえ。自分にびっくりです。ちょっと気持ち悪いです。
 聴いたら泣く曲はありますよ。同じくアニメでコードギアスの「Continued Store」とか。でも歌いながら泣いてしまう曲なんて初めてです。
 いいアニメでした。泣かされたのは、冲方丁の力なのでしょうか。とにかくおすすめです。