やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「127時間」を観てきた

 徳島ではやってないので香川まで行ってきました。
 まず、映画の始まる直前に私事で精神的にヤバいことが起きました。観るのをやめようかなというくらいに。でも、チケット買ってたし、もったいないし、観ました。
 トレイルに行った男性が渓谷に岩といっしょに落ちて、しかも右手をがっちりと落ちた岩にはさまれて脱出不能になるという話でして、私の精神を崩壊させるような内容でした。トレイル怖い。
 タイトルのとおり、何日も閉じ込められて、男性の精神状態も危うい状態になっていました。私は参ったよ! さて、彼はどうなるのかというと、深刻なネタバレがネット上にあったようですね。それを読むことはなかったのですが、なんとなく想像できましたし、そのとおりでした。じゃあ、私もネタバレします。彼は脱出に成功します。その脱出シーン、私はほとんど観ることができませんでした。視線を反らしていました。画面の端を観ていました。たぶん5分くらい。今年は「冷たい熱帯魚」や「悪魔を見た」や「アンチクライスト」など強烈な映画を観ていましたが、超えましたよ。少なくとも私の中で最も強烈な映画となりました。
 彼の精神状態が危ういというのは、たった一人で長時間閉じ込められて幻を見たり、錯乱したりするものですから、それらがどれほど彼の現況を表しているのか強烈に伝わってきて、たまりませんでした。
 彼が閉じ込められるまでに何があったのかというと、めっちゃ楽しそうにトレイルの準備をして、出発して、歓喜の声を上げて、トレイルを楽しむ女性2人と出会い、彼女たちを案内してものすごく楽しい時間を過ごしているのです。そのあとにこれですから。この落差があまりにも辛く感じられました。
 最後、泣きました。しんどい映画です。たまんないね。途中で3回くらい深呼吸しましたよ。劇場内の女性客はだいたい泣いていました。

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

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 私は今年の2月くらいに「イントゥ・ザ・ワイルド」という映画を観ました。127時間と同様に実話を元にして1人でアラスカに行って大自然に飛び込んでいく話です。こちらでは最後に死にます。もしかして127時間もそういう結末を迎えるのかなと不安になっていましたが、脱出できたのは良かったですよ。
 127時間のほうに戻りますけど、彼の脱出は突然やってきますから覚悟してください。眼を背けないでください。しっかり観ましょう。以上です。