観るクソ映画をサイコロを振って決め、感想を書く企画第6回です。前回当たったのは『AFRO SAMURAI劇場版』。
概要
2006年日米。岡崎能士の自費出版による漫画とそれを原作としたGONZO製作のテレビアニメ(5話)、さらにそれを劇場用に新たなカットも加えて編集したもの。サミュエル・L・ジャクソンが製作総指揮と声優を務めるサイバーアクション時代劇アニメ。自らも命を狙われながら、幼い頃に殺された父親の仇を取るべく放浪する侍を描く。
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サイコロで当てたときはこの映画がどういう映画なのかまったく知りませんでした。タイトルだけ読めばクソ臭がプンプンするじゃないですか。絶対ヤバいものを当ててしまったなあと戦々恐々しておりました。他の方の評判を調べてみるとまあまあよろしくないですし。
それで、恐る恐る観てみたのですが、あ、あれ、意外とこれ、いけますよ。
どこに重きを置くべきか、ここだ!という重要なクライマックスがなくて、だらだら長いだけの印象を受けますが、そんなに悪い映画でもないと思いました。
侍が刀で斬り合うのに、携帯電話が出てきたり、ていうかロボットが出てきたり、世界観はブッ飛んでいますが、飲み込めないわけでもありませんし、楽しいです。
ただ、どこかで観たことのあるものが多いなあと感じるのも否定できません。
ロボットはターミネーターじゃね?
もともと親友だった仁之助が改造されたクマサムライはロボコップじゃね?
一番のハチマキを巻いた殺し屋はフレディじゃね?
とにかく、絵もそれなりに観れますし、悪くないと思うんだけどなあ。
それにしてもレモネードっていろいろな作品でまずい飲み物として出てきますよね。
終わりに、「ハチマキヲクダサイ」という坊主がどうなったのか気になるところがおすすめです。(99)
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さて、次回のクソ映画を決めます。今のところ、クソ映画リストに残り37タイトルがあります。「複雑怪奇」と称されたシステムでこの中から選びます。その過程は省略して、次回観ることになったのは『ブラッディ・バレンタイン(リメイク版)』です。え、ナニコレ、また聞いたことのないものが当たってしまいました。次回、ご期待のなきよう。