やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

SPACE BATTLESHIP ヤマトを観てきた

 たぶんひどい映画なのだろうなと思いつつ、それでもヤマト好きとして自ら罠に飛び込んでいきましたよ。結論から先に行きますと、軽い!!
 古代兄弟や艦長の人間ドラマはアニメと同じで重かったのですが、それを波動砲のごとく吹き飛ばす軽さでした。何が軽いって、人間ドラマが軽すぎるんだよ! あれはひでえよ! どうして、それまで何もなかった古代と森雪が抱きついてキスするんだよ! 過程と根拠がこれぽちもありませんがな!
 ほかにも安っぽいドラマが並びまして、がっかりがっかりでした。森雪については、やっぱり残念でした。「古代"君”」じゃなくて「古代さん」だもんなあ。
 14万8000光年を散々な目に遭って、時間制限にも追われつつ緊張感がめちゃくちゃあって、ようやく勝ち取るものがあって、泣けてくるというのに、それをすっ飛ばしたのには驚きです。がんばった感がなくて、それも軽かったです。最初の5分くらいは「なんだ、思ってたより悪くないじゃん。面白いじゃん」と思ったのですがねえ。
 CGについては最初は良かったのですが、ワープがしょぼいのと、後々だんだん落ちていきました。あ、製作費が尽きたのかな、って感じです。波動砲がどれほどすごい武器なのかもわからずじまい。いきなり撃つんだもん。最初は主砲だろ!
 イスカンダルガミラスデスラーの正体については、ううむ、なんとも言えません。ネタバレはやめておきます。ぎりぎり言うとしたらあの映画とあの映画を真似したかな? ネタバレをひとつだけ言うと、相原は女性でした。女性乗組員多すぎ。
 アナライザーについては、立った! アナライザーが立った! アナライザーとデスラーの声を聴いたときは笑ってしまいました。
 話の流れ、結末については、発表されてたりするのかな。ここでは言うのをやめておきます。結末の結末にも「ええーっ!? いつの間に?」という感じです。
 劇中曲は鳥肌立ちました。やっぱ、俺ってヤマト好きなんだあ。
 名文句は「こんなこともあろうかと」「馬鹿めと言ってやれ」がなかったかな。あと、「ちょ! 待てよ!」は似たようなものがありましたがそのものはありませんでした。でも、地球が見えたときのタクヤの「(指をさして)そうだ! 地球だ!」はひどかったです。そうそう、ほかにも描かずにすっとばしてるものがありますし。
 第三艦橋ネタはありました。ドメルの自爆、ドリルミサイルもありました。いや、ドメルそのものが出てくるわけではありませんので、あしからず。
 帰りの車の中ではささきいさお宇宙戦艦ヤマトやヤマト交響組曲などを大音量で流しました。
 毎月1日は1000円です。だから1日に観に行ったのです。客の入りは座席が7割埋まったくらいかな。ところで、G7、G8、G9に座ってた奴ら! ずっと私語しやがって! 劇場のスタッフほとんどがヤマト乗組員制服で、テンション上がりました。乗組員制服スタッフがおすすめです。