やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画鑑賞感想/シライサン/ジーサンズ はじめての強盗/センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

シライサン

2020年 監督:安達寛高

 乙一が係わってなくね? と思ったのですが、なるほどそういうことなんですね。ホラーというよりもサスペンスの要素が強くて、恐怖よりも謎解きを楽しむ作品でございます。大丈夫だよ、怖くないよ。

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ジーサンズ はじめての強盗

2017年 監督:ザック・ブラフ

 困っている人は万引きをしてもいいってそんなわけないでしょ。148円の少額だろうが何だろうが、ただの迷惑なのでやめてください。万引きしたものを逃走中に捨てましたが、その商品がもったいないとしか思えません。強盗する映画はたくさんありますが、こんな腹立つ強盗映画は初めてです。ただ、じいさんたちは許せないことをしたけれど何か社会的な救済が必要ですよねってことです。

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センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

2012年 監督:ブラッド・ペイトン

 これのどこがセンター・オブ・ジ・アースなんですかと疑問に思いましたが原題がJourney2なのでセンター・オブ・ジ・アースという邦題は関係ないですよね。前作はそのタイトルで良かったけど2作目はそうじゃないのです。そんなのどうでもいいか。ロック様ですからね。

映画「ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染」鑑賞感想(ネタバレ)

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2021年7月日本公開

監督:フランチェスコ・ジャンニーニ

脚本:デリック・アダムス、アダム・コロドニー、フランチェスコ・ジャンニーニ

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あらすじ:謎の感染症が広がる中、カナダのとあるホテルに家族がドライブ旅行の途中で宿泊した。別室には日本から仕事でやってきた妊婦が泊まっていた。その後、そのホテルでも謎の感染症が発生し、大勢が苦しみながら倒れていくのだった。

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 TOCANA配給です。カナダの映画ですが釈由美子が出演しています。

 副題に死霊とついていますが、どうやら人為的に作られたウイルスのようです。というのも、ウイルスをホテルにばら撒いたと思われる初老のおっさんが携帯電話で「このあと病院と空港にも撒いて、思い知らせてやる」と言っていたからです。さらにこのおっさんは「世界を守るために撒く」とも言っていました。

 ただ、妊婦と母子がそこにはいないはずの人物を目撃して恐怖しているので何が何やらです。

 映画の前半は、4時間前の出来事と現在のおぞましい出来事がこれでもかというくらい交互に繰り返し見せられるのでうんざりします。

 国が危機的な状況であることを知らせる緊急放送がテレビで流れていましたが、ホテルの別の階では何事も起きておらず大勢がパーティを楽しんでいます。もう何が何やらです。

 ただし、ニュースキャスターが現在の状況を知らせる映像を背景にしてスタッフロールが流れます。やはり、人為的に生み出されたウイルスが原因であり、ホテルでは60人が死亡、感染は病院や空港で拡大しているというものでした。政府がその事実を隠ぺいしたとも言っています。

 とにかく、ウイルスによる感染が拡大しているから気を付けましょうという映画でした。

映画「ゴジラVSコング」(吹替)鑑賞感想(ネタバレ)

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2021年7月日本公開

監督:アダム・ウィンガード

脚本:エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン

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あらすじ:ゴジラキングギドラの戦いから数年、世界に平和が訪れていたがそれも束の間だった。ゴジラが民間企業APEXのペンサコーラ工場を襲撃した。わずかな時間で破壊されたが、APEX社長は協力してゴジラを倒そうと語った。この襲撃に疑問を持ったマディソンはWEB上でAPEXの陰謀を訴えるバーニーに接触するのだった。一方で、地球空洞説を唱えるネイサンはAPEX社長の支援を受けてコングを利用して地球内部へ調査に向かうことになる。

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 ゴジラが勝つに決まってるじゃないですか。コングは所詮おっきょいモンキッキでしかないんですよ。いくら頭が良くてもゴジラは神です。モンキッキが神に勝つことなどできるはずもありません。ところがですね……。

 UMA研究家の先生が試写会で本作をご覧になったということで軽いネタバレを事前に聴いていました。それによると、コングがゴジラの背びれを加工した斧を使って戦うというのです。マジかよ、それはもはやコングが勝つ流れじゃねえかと私は思ったわけです。

 残念ながらコングが勝つと予想した私でした。

 ところがところが、予想ははずれました。

 近年稀に見る「ざまあ!!!」でした。アメ公の考え出したコングは所詮おっきょいモンキッキでしかなかったのです。我が日本の生み出した荒ぶる神に勝てるはずもなかったのです。やーいやーいおととい来やがれ。

 ちなみに、香港でのゴジラ対コングの決戦場面は、電流金網デスマッチを見ているような感じです。

 そこまでゴジラを神だというわりには勝利を信じてなかったじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、正直なところ、個人的にはゴジラは倒すべき目標です。人類の敵でありなんとかして排除しなければならないと考えています。コングも含めて怪獣はすべて邪魔です。人類の安全を守るために排除しましょう。

 あと、レジェゴジは好かんのです。デザインを受け入れ難いのです。デブじゃないですか。咆哮しているとき喉の肉がたぷんたぷん揺れているし、どしどし歩いているときは腹の肉がたぷたぷ揺れているのが気に入りません。私が一番好きなゴジラのデザインはミレニアムゴジラです。それで、ちょっとミレゴジのデザインを確かめてみたのですが、意外と肉がついてるなあ……なんて思ったり思わなかったり。でも、凶悪な顔はやっぱりミレゴジが一番です。

 ミレゴジといえば、ゴジラ2000でゴジラ予知ネットワークの篠田一家が乗っている装置ドカ盛りの車が出てきました。本作でも装置ドカ盛りのバンが出てきたのでそういうところもちょっと踏襲しているのかもしれませんがさすがに考えすぎですね。

 それにしてもゴジラにボコられて心肺停止寸前だったコングが電気で生き返りました。このあたりの描写は、1962年のキングコング対ゴジラにおいてコングが100万ボルトの電流を受けたあたりをなぞった感じでしょうか。

 また、メカゴジラが登場しますが、前作のキングオブモンスターズでギドラの頭部が何者かによって運び出された描写が最後の最後にありました。本作ではそのギドラ頭部を利用したメカゴジラだったので、メカキングギドラの要素も含んでいるのかな、なんてことも少し思いました。

 本作で一番好きな場面は、冒頭でタイトルが出たときです。画面いっぱいにドーンと出たタイトルが光り輝いていました。平成ゴジラ以降ぽくて好きです。

映画「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」(吹替)鑑賞感想

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2021年6月日本公開

監督:ウィル・グラック

原作:ビアトリクス・ポター

脚本:ウィル・グラック、パトリック・バーリー

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あらすじ:ビアとマクレガーが結婚した。ピーターは自身の行いを反省して行動を改めたが、何をやってもビアに誤解されて悪いうさぎの印象を強く持たれてしまう。一方で、ビアは大手出版社から誘いを受けることとなる。そこで、ピーターは偶然バーナバスと出会い、悪の道へ転がり込むのだった。

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 前作ではピーターに対して不満というか、本当に悪いうさぎだなという印象しか持たなかったのですが、今作では同情します。

 マクレガーの誤解ももうちょっとはっきり解いてほしかったというのはあります。

 ヴィランとは、こういうふうに作るのですね。勉強になりました。

映画「Arc」鑑賞感想

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2021年6月公開

監督:石川慶

原作:ケン・リュウ

脚本:石川慶、澤井香織

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あらすじ:放浪生活を送っていたリナは遺体を生きたままの姿に保存する民間会社「ボディワークス」のエマに見出されて就職する。遺体保存の技術を学んでいたある日、エマが取締役を解任されて弟の天音が会社を継いだ。やがて、天音は不老不死の薬を開発し、リナと結婚、そして、リナはその薬を投与した第1号の人間となった。永遠の命を手に入れたリナの運命とは。

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 蜜蜂と遠雷を撮った監督さんということで、ヒィィ……怖い! となるわけですが、なんというか、Arcはやさしい映画ではありました。

 永遠の命を得た人類はどうなるのかということで、個人的に興味深い作品です。作中では、得た者と得られなかった者の対立が軽く描かれたのですが、気になったのは、得た側が得ない側に対して理解を示さない場面が多いということです。自らの意思で永遠の命を拒否した人物を「変わった人」と言っている場面がありまして、おいおいそりゃねえよと思うわけです。そんな頭の悪い簡単な言葉で片付けてしまうのかと、残念な気分になりました。

 結局、得ない側が、得た側にオトナの対応を示したような作品だなあという感じです。

 気になる点としては、リナが19歳のときと30歳のときで印象変わり過ぎです。とてつもなく成長しました。

 得た側もたまに良いことは言うのですがねえ。

 とにかく技術が未熟ですし、人類は未熟でした。

 ちなみに、私は死を恐れているので不老不死になりたいです。

映画「モータルコンバット」鑑賞感想

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2021年6月日本公開

監督:サイモン・マッコイド

原作:エド・ブーン、ジョン・トビアス

原案:オーレン・ウジエル、グレッグ・ルッソ

脚本:グレッグ・ルッソ、デイブ・キャラハム

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 あらすじ:胸にドラゴンのあざを持つ総合格闘技選手コール・ヤングは自身の生い立ちを知らない。ある日、魔界の皇帝シャン・ツンがコールを倒すためサブ・ゼロを送り込んだ。特殊部隊のジャックスに救われたもののジャックスが両腕を失ってしまう。その後、ソニアやカノウと合流してライデンのいる寺院を目指した。そこでモータルコンバットの存在と自分たちが人間の世界を守る戦士だと知る。果たして、戦士たちは魔界の敵に勝利するのか。

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 真田広之かっこ良すぎです。

 モータルコンバットは学生時代の部室にビデオがあったので見るべきだったのですが、見ずじまいでございます。この場を借りてお詫び申し上げます。モータルコンバットを見てないやつはヴァカです。

 それで、今回の新作ですね。

 やたらとかっこいいですね。グロくて、デザインもなんとなく80年代から90年代の空気が感じられるのに、かっこいい! 何これすごい。

 ツバの広い帽子をかぶった兄ちゃんはどれほどすごいのか気になっていましたが、敵を真っ二つにした瞬間はかなりアゲアゲです。

 そして、エンディングの曲が最高です。トランス系の音楽が最高に心地良くてありがとうございます。

 続編はあるんですか?

映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」鑑賞感想

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2021年6月公開

監督:村瀬修功

原作:冨野由悠季、矢立肇

脚本:むとうやすゆき

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あらすじ:アムロとシャアの決戦から12年後、地球連符政府は強制的に民間人を宇宙に連行する政策を執っていた。ハサウェイ・ノアは反連邦組織マフティーの正体だったのだが、偶然を装ってダバオに降り立ち、連邦政府のマンハンターに対抗する作戦を決行しようとしていた。ところが、謎の少女ギギとケネス大佐に出くわし、思わぬ方向へ転がる。

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 一応、ファーストの総集編的な映画とZの総集編的な映画は観ています。あと、逆襲のシャアを見て、クエスには複雑な感情を持っています。まあ、でもチェーンのほうがはるかにいい子ですね。連邦側のケーラとジオン側のレズンがキャラはかぶっているけれど対照的だったのは強く印象に残っています。

 今作におきましては、あのハサウェイが、おやおやまあまあという感じでございます。

 それよりもケネス大佐が馬用のムチでペンペンしているのが私のツボに入りまして少し笑ってしまいました。ガンダムに出てくるキャラはどいつもこいつもイッちゃってるやつばかりですけどケネスもおかしな奴ですなあ。

 今までのガンダムに比べると説明セリフが少ないというのも印象的です。

 作中では、セリフにおいて地球環境が汚染されていて魚が取れない、森林が減ったというのですが、ダバオやスラウェシ島、船で海を行く場面からそのような感じが受け取れませんでした。そういうところはセリフじゃなくてちゃんと映像で見せてほしいなと思います。

 はい、というわけで、ミヘッシャかわいいというのが結論です。

 続きの公開を待ちます。