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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ゴジラVSコング」(吹替)鑑賞感想(ネタバレ)

ポスター画像

2021年7月日本公開

監督:アダム・ウィンガード

脚本:エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン

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あらすじ:ゴジラキングギドラの戦いから数年、世界に平和が訪れていたがそれも束の間だった。ゴジラが民間企業APEXのペンサコーラ工場を襲撃した。わずかな時間で破壊されたが、APEX社長は協力してゴジラを倒そうと語った。この襲撃に疑問を持ったマディソンはWEB上でAPEXの陰謀を訴えるバーニーに接触するのだった。一方で、地球空洞説を唱えるネイサンはAPEX社長の支援を受けてコングを利用して地球内部へ調査に向かうことになる。

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 ゴジラが勝つに決まってるじゃないですか。コングは所詮おっきょいモンキッキでしかないんですよ。いくら頭が良くてもゴジラは神です。モンキッキが神に勝つことなどできるはずもありません。ところがですね……。

 UMA研究家の先生が試写会で本作をご覧になったということで軽いネタバレを事前に聴いていました。それによると、コングがゴジラの背びれを加工した斧を使って戦うというのです。マジかよ、それはもはやコングが勝つ流れじゃねえかと私は思ったわけです。

 残念ながらコングが勝つと予想した私でした。

 ところがところが、予想ははずれました。

 近年稀に見る「ざまあ!!!」でした。アメ公の考え出したコングは所詮おっきょいモンキッキでしかなかったのです。我が日本の生み出した荒ぶる神に勝てるはずもなかったのです。やーいやーいおととい来やがれ。

 ちなみに、香港でのゴジラ対コングの決戦場面は、電流金網デスマッチを見ているような感じです。

 そこまでゴジラを神だというわりには勝利を信じてなかったじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、正直なところ、個人的にはゴジラは倒すべき目標です。人類の敵でありなんとかして排除しなければならないと考えています。コングも含めて怪獣はすべて邪魔です。人類の安全を守るために排除しましょう。

 あと、レジェゴジは好かんのです。デザインを受け入れ難いのです。デブじゃないですか。咆哮しているとき喉の肉がたぷんたぷん揺れているし、どしどし歩いているときは腹の肉がたぷたぷ揺れているのが気に入りません。私が一番好きなゴジラのデザインはミレニアムゴジラです。それで、ちょっとミレゴジのデザインを確かめてみたのですが、意外と肉がついてるなあ……なんて思ったり思わなかったり。でも、凶悪な顔はやっぱりミレゴジが一番です。

 ミレゴジといえば、ゴジラ2000でゴジラ予知ネットワークの篠田一家が乗っている装置ドカ盛りの車が出てきました。本作でも装置ドカ盛りのバンが出てきたのでそういうところもちょっと踏襲しているのかもしれませんがさすがに考えすぎですね。

 それにしてもゴジラにボコられて心肺停止寸前だったコングが電気で生き返りました。このあたりの描写は、1962年のキングコング対ゴジラにおいてコングが100万ボルトの電流を受けたあたりをなぞった感じでしょうか。

 また、メカゴジラが登場しますが、前作のキングオブモンスターズでギドラの頭部が何者かによって運び出された描写が最後の最後にありました。本作ではそのギドラ頭部を利用したメカゴジラだったので、メカキングギドラの要素も含んでいるのかな、なんてことも少し思いました。

 本作で一番好きな場面は、冒頭でタイトルが出たときです。画面いっぱいにドーンと出たタイトルが光り輝いていました。平成ゴジラ以降ぽくて好きです。