2024年8月日本公開
監督、脚本:チョン・ボムシク
原案:フジテレビ「トリハダ」
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あらすじ:一人暮らしの女性を狙った殺人が続く中、ヒョンジョンの自宅に男が訪ねてきた。火災報知器の点検に来たという。事前の知らせはなかったため怪しんだがしつこいので入室させたのだが、果たして。
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本作は韓国で上映されたとき日本のドラマと酷似しているということで騒ぎになったそうです。朝鮮日報が製作会社に問い合わせたところ、フジテレビからドラマ「トリハダ」の版権を購入したことを認めたそうです。取材を受けていないフジテレビは何も騒いでいないのでおそらく版権を購入したということでいいのでしょう。
ちなみに、エンドロールには日本語で「フジテレビ・トリハダ」という文字があったことを私は確認しました。
なぜ韓国版リメイクだということを隠しているのでしょうか。トリハダのリメイクだと宣伝したほうが観客も増えそうですが。これについては本作が6編のオムニバス形式で6編中5編がトリハダとまったく同じ内容だからトリハダを知らない観客に観てほしかった……のかもしれません。
私もトリハダは観たことがあるので、本作でもオチを予想できてしまいました。チャプター2は主人公の少年がソシオパスじゃねえのかとからかわれる場面があったのだからそのとおりにしてしまえば良かったのに。
殺人犯や盗撮魔がiPhoneを使用していたのですが、Appleはそういうのを許すようになったのでしょうか。
作中で唯一朝鮮系ではない人物として黒人がひとり出演していたのですが、クチャラーというキャラ設定や会話の相手から暴言を浴びせられるなどひどい扱いを受けていましたが、炎上したりしませんか。この人物に何の意味があったのでしょう。日本版ではどのような人物だったのでしょうか。
ところで、韓国オリジナルとなるチャプター6では不思議な場面が2か所ありました。ひとつは、車にぶつかったのは何だったのか、もうひとつは、トラックにぶつかって転んだ演出は何だったのか。トリハダらしくない超常現象のような演出でした。