2024年1月日本公開
監督:オム・テファ
脚本:イ・シンジ、オム・テファ
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あらすじ:韓国首都ソウルが一瞬で灰燼に帰した。奇跡的に破壊を免れた高層住宅に生存者が集まったが、もともとの居住者と外部から逃れてきた者の間で放火や傷害などの事件が頻発した。居住者219人は放火を消し止めたキム・ヨンタクを代表に選び、外部の者を排除した。家族を守るために居住者は団結し、やがて、彼らは狂気を帯びていくのだが、果たして。
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蚕のサナギの缶詰!?
韓国映画界がまたしても最低限でもしっかり面白い映画を作り出してきました。
ディストピアならではの人間の本性を露わにする作品です。観たことあるけど、ちゃんと面白いのだからたまりません。キム・ヨンタクの正体やその後の流れは予想の範囲内ですが、それでもちゃんと面白くなっています。
イ・ビョンホンが冴えなくて小汚いおっさんまでしっかり演じ切るのはなかなかのものです。
ひとつ気になった点としては、韓国の米は握ったらおにぎりになるものなのでしょうか。日本米に近いのでしょうか。調べてみたところ、チュモッパという丸いおにぎりが朝鮮半島にもあるようです。ただ、今作でのおにぎりは日本の三角おにぎりに近いものでした。それはさておき悲惨な状況でおにぎりを食べたらうますぎて泣きそうですよね。
さて、日本での公開時期が悪かったです。面白いけど私は気落ちしました。明日は我が身です。冷静さと知恵が必要ですね。