やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「唄う六人の女」鑑賞感想

ポスター画像

2023年10月公開

監督、編集:石橋義正

脚本:石橋義正、大谷洋平

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ネタバレあらすじ:父の訃報を受けた萱島は、山奥の村のさらに奥にある父の家へ整理のために向かい、父の遺品から不思議な写真を見つけたのだった。地元不動産業者の仲介で土地家屋を宇和島という男に売却した萱島宇和島の運転する車で最寄りの駅まで送ってもらった。その道中で妖艶な女性が道路の真ん中に立っていたためにその先の落石に気づかず衝突事故を起こした。気づいた萱島は両腕をロープで縛られて古い家屋の一室に寝かされていた。別室では宇和島が両腕のみならず両足も拘束されて柱に縛られていた。轢きそうになった女性が虫の入った汁椀をすすめてきたが、萱島は飲まない。脱出を試みる萱島だったが、山中をさまようとまた同じところに戻った。そんな山中と古い家屋の周りで萱島は6人の女性と出会った。彼女たちは萱島の質問に答えず、何も話さなかった。しかし、何かを訴えているようだ。父は亡くなる直前に何かを見つけたらしいのだが、どうやらそれを探すことが彼女たちの要求だと萱島は気づいた。宇和島は東京へ戻ろうと山中をさまよいつつ、女性たちを攻撃した。何の価値もなさそうな山奥の土地を購入した宇和島の目的は、この地に放射性廃棄物最終処分施設を建設することだと知った萱島は、さらに父が見つけたものまで知った。それは、この山に活断層があるということだった。そんなところに処分施設を作ってはならない。売却した土地の契約は不履行だと訴えたい萱島は行動を起こすのだが、果たして。

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 どえらい映画を観てしまった。そんな気分です。

 物語そのものは、わかってしまえば単純明快でした。ですが、そんな物語を幻想的で難解なものに仕立てたわけです。

 下手な感想を書けば火傷しそうなので、これ以上はあまり語りたくないです。

 6人の女性が何者なのか、1人は理解しましたが残り5人はわかりませんでした。残り5人中1人はその正体をすぐにバラしていましたけれど。

 まいったね。いやいや、本当にまいったね。

 石橋監督は「オー!マイキー」というマネキンを使ったドラマを撮っていた方なんですね。そこから何があってこの映画を作ろうと思ったんでしょうね。あまり知りたくないかな……。