やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ザ・フラッシュ」(吹替)鑑賞感想

 2回目の鑑賞です。吹替はなんだかいまいちのような気がします。でも、字幕は見るのがたいへんです。とは言うものの、18歳のほうのバリーが気持ち悪い笑い方をするのですが吹替でもよく再現されていました。

 冒頭の赤ちゃん救出は結果をよくわかっているのでドキドキはしませんでしたがかなりワクワクしました。この映画はやっぱり最高です。

 18歳のほうのバリーが真実を知った瞬間とカーラ救出に固執する理由は2回見て腑に落ちました。なるほどね。そういうことだったのね。18歳バリーはシベリアで成功を体験してしまっているわけですよね。あの成功体験もとんでもない回数を繰り返したはずですからね。

 世界の消滅が防がれたことにも疑問があったのですが、2回目の鑑賞で理解できました。なるほどね。そういうことだったのね。18歳バリーがアレしてコレになって防がれるわけですなあ。

 前回のザ・フラッシュ感想文でブルースの車が違うと書きましたが同じでした。ごめんなさい。でも新たに違う点を見つけましたよ。18歳バリーに落雷した瞬間と、スタッフロールに入る直前の、バリーの欠けた歯が違っていませんかね。同じだったらごめんなさい。

 バリーがフラッシュというヒーローになった経緯、ブルースがバットマンになった経緯、これらは同時公開のスパイダーバースと似ているものがありまして、この点だけはちょっと困ったなあというのが個人的にあります。バリーの両親があんなことにならなければ18歳バリーが生まれるわけで、フラッシュになりえないんです。大切な何かを失うことでヒーローになるという流れを私はスパイダーバースで嫌ったからスパイダーバースのマイルスを応援したくなったのですが、ザ・フラッシュでフラッシュやバットマンの誕生経緯を見せつけられると困ってしまいました。というわけで、誰か、幸せいっぱいで何の苦労もしてこなかった人間が救いのヒーローになる物語を作ってください。

 そんなこんなで、ザ・フラッシュは最高です。2回見ても2時間24分が一瞬でした。