やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ゆるキャン⊿」鑑賞感想

ポスター画像

2022年7月公開

監督:京極義昭

脚本:田中仁、伊藤睦美

原作:あfろ

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あらすじ:5人は大人になった。東京のアウトドアショップで働くなでしこ、名古屋の地域誌出版社で働くリン、山梨の地元小学校で教員をやっているあおい、東京のイベント会社から山梨県庁の外部団体へ転職した千明、横浜のペットサロンで働く恵那。ある日突然、千明は名古屋のリンを無理やり山梨へ連れていき廃墟となった施設を見せた。ここをキャンプ場にしたいという。5人が集まり、キャンプ場開設計画はすぐに進んでいった。彼らの仕事を続けながら、週末はキャンプ場開設のために活動する日々が始まった。果たして、無事にキャンプ場は設置されるのか。

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 タイトルのテントを模した三角形をうまく表現できず申し訳ございません。

 原作未読、アニメ未読です。

 キャラの名前だけは知っていました。各務原、志摩、恵那、犬山、大垣、東海地方の地名でございますな。周囲のキャラの名前も白川、土岐など東海地方の地名ばかりですね。

 はい、というわけで、前半はファンタジーかよっていうくらい緩い内容でした。キャンプ場設営がトントン拍子で遅滞なく、支障なく進んでいく有様はファンタジーです。常々私はフィクションの中くらい夢を見させてほしい、現実とは違う幸せな世界を見せてほしいと申しておりましたが、いくらなんでも今作の進み具合は緩すぎました。まったく、わがままな観客です。

 ところが、中盤では突然オトナの現実を見せつけられて怖くなってしまいました。あんなに緩かったのに現実の世界へ放り込まれたら対応できかねます。

 何より見ていて最も辛かったのは、こいつらめっちゃ金持ちじゃね? ということです。名古屋から山梨までのタクシー代を突然の思いつきで出せてしまうあたりがたいへん辛かったです。

 作中で日本一標高の高い野天の温泉が出てきましたが、私だっておそらく日本一標高の低いと思われる野天の温泉へ入ったことがありますよ。潮が満ちたら海に没するやつです。

 舞台となる富士川町と名古屋をリンが何度も行き来しますが、中央道経由よりも中部横断道と新東名を経由したほうがいいのではないかということで地図を確認したら中央道経由のほうがよさそうです。中央道はカーブが多すぎて嫌いです。

 あと、公共交通機関をご利用ください。