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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ハード・ヒット 発信制限」鑑賞感想

ポスター画像

2022年2月日本公開

監督:キム・チャンジュ

脚本:キム・ミヒョン

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あらすじ:大手銀行支店長のソンギュは、娘と息子を車の後部座席に乗せて学校へ送り、そのあと出社しようとした。ところが、不審な電話がかかってきた。車の座席の下に爆弾を仕掛けたという。もし座席から離れたら爆発する。信じられなかったが、部下から電話がかかってきた。部下も車に乗っていて、爆弾を仕掛けられたのだという。路上で停車している部下の車に横付けして、窓越しに話をしようとした。部下の妻が、電話の内容は絶対いたずらだと言って車から降りてしまった。そして、本当に爆発した。電話の内容は本物だ。34億ウォンを用意しろという電話の相手。果たして、ソンギュは娘と息子を助けられるのか。

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 韓国の一般人は運転うますぎて警察車両から逃げがち。

 韓国の成功者は爆弾で脅迫されがち。

 韓国の成功者は少額の身代金を要求されがち。

 はい、というわけで、かなり惜しい映画だと思います。またまた韓国の上級国民が爆弾で脅されてしまいました。今回の要求金額は円に換算すると3億と4億の間ということで、爆弾で人質を取っておいて額が小さくねえか、という話です。

 惜しいというのは、やっぱりどうしても気になる場面がありまして、支店長さんが運転うますぎるんですよ。3台とか4台のパトカーに囲まれても脱出してしまうし、ヘリコプターの追跡もできないほどです。韓国警察がバカすぎるのか、ソンギュはどこかで運転技術を学んでいたのか、気になります。

 警察側も事件の真相を見誤りますし、ザコすぎるでしょう。これくらいのことは見抜くと思うのですがね。ソンギュの弟の件ですよ。なぜ信じてしまうのでしょうかね。

 そういうのがなければ、この映画はかなりの良作になりえたかなと思います。