2022年1月日本公開
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
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あらすじ:ミステリオによって正体を明かされたピーター・パーカーは、それが原因で大学に落第した。さらにMJやネッドも彼に巻き込まれる形となった。そこで、ピーターはドクター・ストレンジに相談した。ドクターが世界中の人々の記憶を消そうとしたが魔法が失敗してマルチバースがつながり、ドクター・オクタパスやグリーン・ゴブリンなどがピーターを狙ってこの世界にやってきた。彼らを元の世界へ戻そうとするのだったが……果たしてうまくいくのか。
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最高です。
2021年映画ランキングの10位内に入るくらいすばらしい作品なので、ぜひ映画館でご覧ください。2022年に映画館で観た1本目が本作だったのは幸せです。
何を言ってもネタバレになります。2002年から2007年にかけてのサム・ライミ版と2012年から2014年にかけてのアメイジング版が深く係わってきますし、ドクター・ストレンジも係わってきますし、スパイダーマンの映画をこれまで見てこなかった方にとっては楽しめないのだろうなとは思います。
一番好きな場面だけは言わせてください。アメイジング版のピーターがMCU版のMJを助けた場面がありました。号泣です。めっちゃ好きです。
そういうわけで、2000年以降の実写スパイダーマンをすべて取り込んだノー・ウェイ・ホームはマジで最高です。
ただ、怒りもあるわけですよ。
製作陣、特に脚本はピーターにこれほどまでに過酷な運命を背負わせやがって、あまりにもむごい、かわいそうじゃないですか。ここまで追い込む必要があるのかな、と思うわけです。
製作陣だけじゃなくてですね、フューリーにも怒りが沸きます。ミステリオ戦が終わったあとのピーターをフューリーが救済しなかったことは最低じゃないですか。まだ若くて幼さのあるピーターを巻き込んで、しかもそのピーターが正体をバラされてたいへんなことになっているにもかかわらずフューリーは知らんふりですか。オトナが助けてやらなくてどうするというのですか。フューリーの救済があれば本作の悲劇はなかったでしょう。ファー・フロム・ホームのフューリーがフューリーじゃなかったとかそんな言い訳は通用しませんからね。本作の悲劇についてはフューリーが土下座するべきです。
本作でピーターが悪い部分もありますよ。それについては、一部は認めます。しかしですね。ドクター・ストレンジが記憶を消す魔法を使う前に入念に説明すべきだったはずです。その説明が足りなかったのだからドクターにも瑕疵があります。その罪をどうやらドクターの次作で罰として受けるようですが。
とにかく周りのオトナたちの対応が悪すぎます。そのせいでピーターが悲劇に巻き込まれたということで、かわいそうです。
そして、ピーターを責めたデイリー・ビューグルとその他大勢の市民たちも大いに反省してください。私も陰謀論やフェイクニュースに惑わされないように気を付けます。