2019年2月公開
監督:谷口悟朗
脚本:大河内一楼
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あらすじ:悪逆皇帝が公衆の面前で殺されて2年が過ぎた。世界は平和になったが、一部でテロが起きるようになった。C.C.はルルーシュの心を取り戻すため旅をしていた。一方でナナリーが誘拐される。C.C.によって元に戻ったルルーシュはナナリーを救出するため黒の騎士団やコーネリアを説得して協力させる。以前は敵どうしだった者たちが仲間としてナナリーのために動きはじめた。しかし、敵もギアスを使い、ルルーシュたちは苦戦を強いられる。ルルーシュの作戦が完全に読まれるのだった。果たして、ナナリー救出は成功するのか。
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映画館へ行くとまさかの満席で帰宅しました。日を改めたものの、劇場はほぼ満席です。客層は若くて、男4女1といった感じでしょうかね。
復活のルルーシュといういきなりのネタバレだったわけです。とはいえ、もしかしてルルーシュは復活なんかしていなくてスザクあたりがルルーシュを生きているかのように見せかけて利用する話なのかなと思っていました。
ところが、映画開始早々にルルーシュが登場します。だが、様子がおかしいですね。亡国のアキトに登場したルルーシュみたいになっています。キチガイみたいになっているルルーシュでしたが、そんな彼を精一杯献身的に介護するシーツーがこれまた健気でいらっしゃる!
その後、唐突に、早々にルルとシーツーはカレンたちと再会します。最初のカレンたちはまーたルルが嘘こいて生き永らえていやがったのかという感じだったのですが、そのあと再会したスザクもルルをボコボコにしました。そして、気が晴れたスザクだったのでした。カレンについては、ルルと再会できたことを猛烈に喜んでいらっしゃるご様子ですが。
なんつーか、このあたりはお約束かなと思います。
ナナリー救出に難色を示すコーネリアもルルの口車に簡単に乗って懐柔されてしまいますし、この展開こそコードギアスって感じでした。
それにしても今作で最も活躍したキャラは咲代子さんでしょう。完璧超人です。敵のギアスにかかるのですが、なんとかそれに対応してみせますし。敵を味方と判別させて味方を敵と認識させるギアスなのですが、視覚のみを操るギアスだったためカレンは引っかかりましたけど咲代子さんは対応してしまいました。強すぎます。
今回の大ボスは、死ねば6時間くらい前に自分だけ戻ることができるというギアスでした。そのせいでルルーシュの作戦が完全に読まれるという形になっていました。相手がどんなギアスを使っているのかルルーシュはなかなか理解できずに苦しみました。絶望したルルーシュをシーツーが叱咤する展開もお約束でしょう。
さて、シャーリーについてです。死んでいません。今作にどんな絡みをしてくるのかなと思いきや全然絡み無しです。
作品の良し悪しでいうと、悪くないですね。ただ、カレンたちがなぜジルクスタンにいたのか、ルルと大ボスのギアス対決に終始した部分、などなどやや不可解で物語の不足したところもありとても良いとは言えません。
それでも、ルルーシュが復活したことを喜びますけどね。
はい、というわけで、ナナリーのためならなんでもするおにいちゃんの物語でした。ルルーシュとシーツーはナナリーから離れて再び旅に出ました。火種がある世界ですし、コードギアスの物語がまだ続いてくれることを望みます。
また観てギアス!